「社二病」サラリーマン急増と書く週刊プレーボーイ

週刊プレイボーイが、若いサラリーマンの間で「社二病」が急増している、とする何ともバカバカしい記事を掲載しています
その記事の出だし部分を読んだだけでもダメダメ感が溢れかえっており、突っ込みどころ満載です

今、若手サラリーマンに「社二病」が急増している

「自分は“やればできる人間”だと思っている『中二病」』、そんな中二病を否定する『大二病』ときて、今、社会人2年目がかかりやすいという『社二病』が話題になっている」と書き出しているのですが、これは「中二病」の定義を大きく読み違えた前振りです
「中二病」は、「自分はやればできる人間」だと過信した上で数々の奇矯な言動に走るわけではありません。自己のアイデンティティの主張の仕方がうまくできないために、「邪気眼」とか「悪魔の能力」といった裏設定に走り、他人とは違う自分を演出しようとして失敗しイタい言動を繰り返してしまう症状を指します
この記事は「中二病」の解釈を間違えたところからスタートしているのですから、行き着く先がとんでもない結論になるのは十分に予想されます
いかにも週刊プレイボーイらしい、頭の悪い記事になっています(この程度の稚拙な社会分析しかできないライターを起用したのが間違いでしょう)
以下、「社二病」としていくつかの例を挙げています

「『やっぱ、仕事の後のビールはうまいね』と言ってしまう」
「栄養ドリンクは高いものを買うようになる」
「『残業が大変でさあ』と愚痴を言ってしまう」
「ビジネス書の受け売りや、聞きかじったことで『だからダメなんですよ』と会社批判や上司批判をしてしまう」
「新人に『いつまでも学生気分でいるなよ』と言ってしまう」

これが何かの症状の表れであるかのように主張されても自分などは首をひねるばかりであり、「社二病」の実態など浮き彫りになったりはしません
例えば、ビジネス書の受け売りをするのは入社2年目のサラリーマンだけとは限りません。ビジネス雑誌に登場する東証一部上場企業の社長が、社長室の書架にビジネス書や自己啓発本を並べている様を見たりするとぞっとします
栄養ドリンクを買うのは40歳代や50歳代のサラリーマンも同じであり、これのどこが「社二病」なのでしょうか?
さらに、残業の愚痴をこぼさないサラリーマンが日本にいるのか、と言いたくなります
どこにでも見られる若いサラリーマンの言動を切り抜いて並べただけであり、ことさら「社二病」なる特殊な症状が顕在化したと考えるのは無理でしょう
思うにメディアが「社二病」なる流行を生み出そうと仕掛けた、頭の悪い策略と見た方がよさそうです
かつての「シンデラレコンプレックス」とか、「ピーターパンシンドローム」のような社会現象に仕立てたかったのかもしれません
別の雑誌にも「社二病」という記事が掲載されています
上記の週刊プレイボーイとは別の人物が書いているのですが、中身の薄さは同じです

人生の三大病「社2病」 SNS隆盛と企業の体力低下で深刻化

人材コンサルタントである人物がこの程度の見識しか持ち合わせていないのか、と呆れてしまいます
表面に浮かんだ事象だけを並べ、「社二病」だと主張する手口は週刊プレイボーイの記事と同じであり、何の掘り下げもありません
なぜ社会人になって数年の若者が奇妙、奇矯な言動に走るのか、因果関係を解き明かしてこそ「読み応えのある記事」になるはずなのに、それをやらないのはなぜでしょうか?
こんな記事を掲載する週刊プレイボーイを読んでいる若いサラリーマンがいて、「ああ、これあるある」なんて思っているのなら、その状態のほうが問題でしょう

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