「命かけ追跡すべきことか」米巨大竜巻専門家死亡で論争

NHKが数年前に放送したドキュメンタリーで、アメリカの巨大な竜巻を追跡して動画を撮影したり、さまざまな気象データを採取する専門家の仕事振りを紹介したものがありました
5月31日、アメリカ南部オクラホマ州で発生した巨大な竜巻で、この「ストーム・チェイサー」と呼ばれる専門家が3人死亡したため、その危険な仕事を巡って論争が起きていると報じられています

(引用元の記事が削除されました)

アメリカでは2009年から2011年の3年間の統計で、年平均1300件もの竜巻が発生しており、各地で甚大な被害をもたらしています
大陸特有の気候が影響し、急激な上昇気流の発生により積乱雲が発達、竜巻を発生させると考えられています
そうした竜巻の発生から移動の情報を素早く把握し、避難を呼びかけるという意味で「ストーム・チェイサー」の役割は重要なのかもしれません
しかし、上記の記事にもあるように、「衝撃的な映像を撮って売る」ことを目的にしたプロやアマチュアの「ストーム・チェイサー」が跋扈する状況に批判が生じるのは当然でしょう
日本のテレビ局も台風の上陸が予想される海岸にわざわざ女子アナウンサーを送り込み、中継をやるのがお約束になっています。暴風雨に煽られながら女子アナウンサーが絶叫する姿を、何としても映像として流す必要があるとテレビ局の幹部は信じて疑わないのでしょう
さて、「ストーム・チェイサー」に話をもどします
現在では竜巻に接近せずともレーダーなどの機材を駆使すれば必要なデータは採取できるわけであり、危険を犯してまで竜巻に接近しようとする人たちは「衝撃的な映像を撮って売る」狙いがあってのことと推測されます
自己責任と言えばそれまでですが、危険を度外視して竜巻に接近し、挙句に救助を求めるような行動は迷惑至極です
テレビ局が竜巻の映像の買い取るのを自粛するなら、金目当ての「ストーム・チェイサー」を減らせるのかもしれません
YouTubeには竜巻の動画が山ほどアップされており、そのほとんどがアマチェアのカメラマンによるものです。中には興奮しはしゃぎながら、竜巻に向かって車を走らせている様子が伝わってくる動画もあります
自分だけは大丈夫との思い込みがあったり、自分のタフガイさを誇示したくて竜巻に向かっていくのでしょう

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