広島少女遺棄事件 少年少女たちの刑罰

世の中では日々さまざまな事件が発生します。すべての事件について、その裁判を追いかけコメントするのは困難ですが、自分がブログで取り上げたものについてはできるだけ追いかけ、顛末を見届けたいと思っています
今年の夏、広島県呉市の山中に友人を殺害して遺体を捨てる事件があり、7人の少年少女が逮捕されました(成人も1名含まれます)
少女たちは売春で金を稼ぎ、その利益配分を巡って対立し、「悪口を言われた」との口実で殺害・死体遺棄にまで発展した事件でした
その7人の刑事処分・保護処分の途中経過を報じる記事がありましたので取り上げます

(引用元の記事が削除されました)

前にも述べたように、7人の逮捕者がいて成人の男性以外は名を伏せられているため、誰が誰やらさっぱりわかりません
かろうじて主犯格の少女が別扱いされているだけです。個人名を特定する必要はないにせよ、A子だのC男だの、記事にするなら識別可能な標記にしてもらいたいものです
(余談ですが、インターネットでは逮捕された少年少女の名前が特定され、流布されています)
さて、上記の記事によれば事件に関与した少年(本件以外に強盗事件あり)は中等少年院送致の決定を言い渡されています。過去、中等少年院送致の場合その収容期間は1年程度であり、家庭裁判所が特別に「相当長期間の矯正教育を必要とする」処遇勧告を附した場合は2年程度でした
この少年の場合は4年です。つまり成人に達するまで少年院に拘禁しろ、との意味なのでしょう
事件に関わった少女3名はすでに中等少年院送致が決定しています。こちらについては収容期間は不明です
主犯格とされる少女とその交際相手であった少年は検察官送致になり、起訴されています。判決が出るまで今しばしかかると思われますが、懲役15年前後の実刑が言い渡されるものと予想します
1人の人間の命を奪っておいて、懲役15年がその犯罪行為に見合った刑罰なのかは疑問視する声が出るのは当然です
また、殺人行為への関与の度合いが薄かったとはいえ、拉致しリンチを加えて殺害するという凄惨な事件の現場に居合わせた少年少女が中等少年院送致(その収容期間は1年から4年)というのも、均衡を欠いているように感じます

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