高校生の吹く「黒いオルフェ」がすごい

秋も深まり、各地で大学や高校の文化祭が行われています
今回は柏市立柏高等学校吹奏楽部の演奏を紹介します
フルートの演奏が秀逸で、YouTubeにアップされている数々の「黒いオルフェ」の中でもお薦めです

黒いオルフェ:柏市立柏高校吹奏楽部


演奏の素晴らしさを堪能しただけたところで、ここからが今日の本題です
YouTubeにはコメント欄があって、そこには以下のようなコメントが寄せられています

確かに巧い(ソロのフルートの女性のみならず)けど、この元映画のかなりドロドロとした雰囲気を理解してから、もう一歩先の演奏を聞かせて下さい。今でもブラジルは、混沌としています。

わざわざ顔写真とおそらくは実名入りでコメントを寄せた方がいます
実名入りでコメントする理由、事情は不明ですが、おそらく「インターネットに匿名で書き込むのはけしからん」とか、「自分の意見に自信があるなら堂々と実名入りで書き込むべきだ」といった主張の持ち主と想像します
あるいは評論家気取りで己の見識を誇りたいだけなのかもしれませんが
実名か匿名かの議論はさておき、上記のコメントを吟味し検討しましょう
確かに「黒いオルフェ」は映画音楽ですから、原作の映画を鑑賞してその作品世界を理解し演奏すべきだとの意見が出るのは予想されます
しかし、「黒いオルフェ」は映画よりもすでに有名な楽曲となっており、いまさら原作映画を見る必要があるのかと自分は思ってしまいます
実際、「黒いオルフェ」を耳にした人は大勢いますが、原作の映画まで見た人はさほど多くないのでしょう
ですから「黒いオルフェ」という楽曲は、原作映画やブラジル社会の現実、歴史的背景とは離れ、独立して存在するものと考えても間違いではありません
1959年に公開された映画「黒いオルフェ」はすでに古典と呼ぶべき作品です。それを女子高生に「鑑賞した上で、演奏しろ」と要求するのは筋違いではないか、と言いたくなります(ちなみにこの映画は1999年にリメイクされています)
コメントした本人は、「有益な助言」をしているつもりであれ
できればこの演奏を、大編成の吹奏楽団との共演ではなく、小編成のジャズバンドとの共演で聞いてみたいものです(無理な注文だとわかった上ですが)

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