青森山田高暴行死事件 犯人を家裁送致

2011年12月、青森山田高校の寮内で当時高校1年生の男子生徒が殺害される事件があったのですが、ようやく犯人の1人が家庭裁判所に送致されたとの報道がありました
事件の発生から随分と時間がかかっています
この男子生徒は寮内で焼き肉をしているところを上級生に発見され、暴行を受けた後死亡したものです
しかし青森山田高校側は上級生が暴行を加えて殺害した事実を認めず、「亡くなった生徒の冥福を祈る」と、まるで他人事のような対応でした
学校が管理する寮内で殺人事件が起きたというのに、です
確かに火気の使用を禁止されている寮内で夜中に焼き肉をやる生徒にも問題はありますが、だからといって殴る蹴るの制裁を加えて解決するものではありませんし、寮監は何をしていたのかと言いたくなります。当然、学校の責任も問われるべきでしょう

暴行容疑で少年を家裁送致 青森山田の野球部員死亡事件

亡くなった少年の両親が暴行を加えた少年を刑事告発したにも関わらず、青森地検は暴行と死亡の因果関係が立証できないと事件化をためらった、というところが理解できません
暴行がなければ死亡しなかったわけであり、自明のことのように思えるのですがどこが立証困難だったのでしょうか?
さらに被害者の両親は家裁に送致された少年、青森山田高校を相手取って損害賠償を請求する民事訴訟を大阪地方裁判所に起こしているそうです
寮の中で何が起きていたのか、明らかにしたいという両親の執念を感じます
当然、青森山田高校側は両親に示談を持ちかけ、事実関係はうやむやにしたままお金で解決を図ろうとしたはずです
さて、高野連の対応ですが、2013年2月に「青森山田を厳重注意とし、これに伴う指導を行うことを決めた。寮の管理体制の強化や部の指導体制など改善計画書の提出を求め、暴力を一切排除する野球部を確立するよう求める」措置を講じたのだそうです
家裁の少年審判、民事訴訟が決着するまでまだ時間がかかりそうですが、青森山田高校側としては寮内で生徒が暴行によって死亡した、との司法の判断を重く受け止め、指導方法を早急に改めるべきであり、「暴行はなかった」との開き直りについても反省すべきでしょう
追記:被害者遺族と学校との民事訴訟は2015年に和解が成立しています。家裁に送致された生徒は保護観察処分となっています

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