酒鬼薔薇の名でアイドル殺害予告、逮捕

福井県に住む33歳の会社員が秋葉原を中心に活動するグループ「アリス十番」の女性メンバー(21)のブログに、「第三の酒鬼薔薇」を名乗って殺害をほのめかす書き込みをした容疑で逮捕されたと報道されています

アイドルグループのメンバーのブログに殺害予告を書き込んだとして、警視庁城東署は16日、脅迫の疑いで、福井県大野市下舌、会社員、安川昌吾容疑者(33)を逮捕した。同署によると、「自分の存在を認めてほしかった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年7月21日、自宅のパソコンから、秋葉原を中心に活動するグループ「アリス十番」の女性メンバー(21)のブログに、「第三の酒鬼薔薇」などと名乗り、殺害をほのめかす文章を書き込んだとしている。
インターネットのプロバイダ捜査などから関与が浮上した。
(産経新聞の記事から引用)

「33歳にもなって中二病かよ」と突っ込みたくなる所業ですが、もう少し掘り下げて考えてみましょう
神戸の連続児童殺傷事件が起きたのは1997年であり、当時14歳の少年が逮捕されました。今回逮捕された安川昌吾容疑者は33歳ですから、神戸の事件が起きた当時は思春期まっただ中であり、事件に影響を受けた可能性があったものと推測されます
安川容疑者のプロフィールについては詳しく報道されていません。決めつけるのは危険ですが、決して異常な経歴の持ち主ではない可能性も考えられます
異常な経歴とは少年時代から非行歴が目立ったり、小動物を殺害するような猟奇的嗜好のエピソードを指します
猟奇的な嗜好に満ち満ちた人物が殺害予告を発したのであれば、「やっぱり」で済みます
しかし、犯罪とは無縁の一般人が唐突に「酒鬼薔薇」を名乗って殺害予告に走ったとなれば、これはよくよく考察し、検証し、吟味しなければなりません
もちろん本件の場合決して唐突ではなく、「殺害予告」へ至るまでの物語が安川容疑者の中に存在したのでしょう
自分が好意を寄せるアイドルに「第三の酒鬼薔薇」名で殺害予告をし、アイドルを畏怖させ、思いのままに操り、服従させ、陵辱の限りを尽くすような物語を紡いで愉悦に浸っていたのだとすれば、十分に説明可能な犯行です
そんな恥ずかしい物語を警察の取り調べの中で自供するとは限らず、「ついやってしまった」などとごまかす場合が多いと思われます。「単なる悪戯だった」と
事態を矮小化させ、責任を逃れようとする計算も加わったりします
まあ、安川容疑者が恥ずかしい物語をパソコンの中に書き残していれば、警察が押収して立件のための証拠に使うのでしょう
アリス十番の歌やステージ上のパフォーマンスには、安川容疑者の欲望を刺激する要素が多々あったと思われます


アリス十番/スチームガールズ『仮面女子』 -妄想日記- ライブ映像



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