群馬ストーカー殺人を考える2 警察の失態

犯罪の形が時代とともに変化しつつあるのに、警察はそれに対処しようとしていないのではないか、とストーカー殺人事件の報に接するたび思います
群馬県館林市のディスカウント店駐車場で鈴木千尋さん(26歳)が射殺された事件で、元交際相手の男性が栃木県鹿沼市内で自殺しているのが見つかりました
鈴木さん殺害に使った拳銃で自殺したものと推測されます

まじめで無口、気性荒さも 元交際相手の永井容疑者

自殺した永井隆央容疑者(39歳)について、群馬県警は逮捕状を取って行方を探していましたが、鈴木さん殺害の嫌疑が不十分だとの理由で公開捜査は見送られていたと説明されています
拳銃で人を殺した犯人が銃を持ったまま逃走しているのに、嫌疑が不十分だから指名手配しないというのは呆れた話です
「間違いだったら取り返しがつかない」と群馬県警は釈明しているのですが、犯人を取り逃がした上に自殺されてしまった後では、何とも虚しく聞こえてしまいます
三鷹市でのストーカー殺人でも、警察庁は「対応が適切だったか検証する」と述べているように、警察側の不適切な対応が殺人という最悪の結果を防げない要因と言わざるを得ない状況にあります
冒頭で述べたようにこの種のストーカー殺人が増えているにも関わらず、警察関係者の多くは「男女関係のもつれ」や「痴話げんか」だと見なし、軽微な事案だとして扱う習慣が抜けないのでしょう
群馬県警にしても、この事案を「拳銃を使用した殺人事件に発展する」とは考えてもいなかったはずで…
田舎の警察だから仕方がない、と言えばそれまでですが
永井容疑者が誰から拳銃を譲り受けたのか、群馬県警に解明できるとは思えませんし、すべては被疑者死亡で未解決のまま闇に葬られるのでしょう

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