MADに見る日本アニメの可能性

YouTubeやニコニコ動画にはおびただしい数のMADが公開されています
MADとはアニメーションやイラストなどを編集して繋ぎ合わせ、楽曲や効果音などを加えて加工された動画作品を指します
以前にも、マンガやアニメで人気の「NARUTO疾風伝」から派生した「ナルヒナ」のMADを当ブログで紹介しています
本編である「NARUTO疾風伝」を離れて、ナルトと日向の恋愛模様を独自に描いた二次創作の動画です

Yellow Moon-Naruto Ending 13-Naruto and Hinata



こうしたMADを見て思うのは、本編である忍者アクション活劇の「NARUTO疾風伝」とは違う物語を視聴者が追い求め、それを楽しもうとする需要の存在です
もちろんスタジオぴえろが本編以外の純愛物語としての「ナルトと日向のアナザーストーリー」を展開する可能性は皆無なのですが、もし実現させたならこれはこれでちゃんと商売になるような気もします
例えば次に紹介するのはラブソングの鉄板「Everytime We Touch」にイラストを合わせたMADです。この動画は740万回の再生を記録しており、それだけ視聴者を惹きつける要素があったと言えます


Everytime We Touch (slow) Romantic Video



抱き合い、唇を重ねあわせるイラストの連続ですが、視聴者(少女やかつて少女だった女性)はそこに物語を見ているのでしょう
これがアメリカならば若手スター総出演のテレビドラマでやるのかもしれません
日本ならアニメーションで表現するところです
ディズニーの「アナと雪の女王」が空前のヒットを記録している中で、なぜ日本では「アナと雪の女王」のようなアニメを作れないのか、との疑問も提起されます
その答えとして妥当なのかどうかは分かりませんが、上に引用した純愛物のMADの示す方向性も1つの選択肢だろうと自分は思います
バトルアクション物が主流の日本アニメですが、純愛ドラマも決して作れないわけではなく、「君に届け」のような作品もあります。最近では「中二病でも恋がしたい!」でしょうか?
日本には純愛物のマンガも多数あり、こうした豊富な財産を活用しない手はないと思うのですが
話を戻して、「ナルト」の劇場版アニメがこれまでに何本も制作されたものの、ヒットしてはいません。9作目「ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE」は原作者岸本斉史を迎えて脚本を練り、原作の世界観を色濃く反映させたりもしていますが、興行としては15億円にとどまり、成功したとは言えない状態です(名探偵コナンの劇場版シリーズが毎回30億円を超える興行収入を稼いでいるのに比べて)
ならば原作の枠を外し、思い切った番外編として冒険してみるのも手でしょう
原作者の関与は強力な後押しにもなる反面、物語を硬直させ面白みを削ぐ危険も持ちあわせています。もっと大胆で自由な物語に翻案し、作品世界を拡張した方がコンテンツとして可能性を高められるのではないか、と

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