失笑を買った「エボラ出血熱に漢方薬」という中華思想

中国には古来より中華思想というものがあります。すべて文化、政治の中心は中国であるという、独善的な思想です
最近の中国政府や、中国人の振る舞いを見るにつけ、この中華思想に毒されているのだろうな、と思わざるを得ません
たとえば読売新聞に以下のような記事がありました
西アフリカで猛威をふるっているエボラ出血熱に関連して、WHOの関係者に向けて中国人記者が「漢方薬が効くぞ」と言わんばかりの質問を投げかけた、というものです


中国人記者の「ビッグな質問」に失笑…WHO
「一つビッグな質問をしたい。中国伝統の薬は効くと思うか」
世界保健機関(WHO)がエボラ出血熱患者への未承認薬投与容認を発表した記者会見で、最前列の中国人記者が最初の質問をした。
中国伝統医療への称賛でもあてにしたのだろうか。
だが、これは目下の関心事項ではない。多くの記者がまず聞きたいのは、副作用のリスクなど。そんなことお構いなしの質問に失笑が漏れた。当局者は「正直知らない」とかわした。
昨年、世界貿易機関の新事務局長が選出されたときの記者会見を思い出した。
「中国への期待を聞きたい。1分差し上げる。さあ、スタート」。中国のテレビ記者は、普通あり得ない発言時間の指定までした。
ジュネーブで今や最大勢力の中国メディア。たまたま目についた2人の記者の振る舞いには、中国が世界の中心かのようなおごりがにじんでいた。中国世論が感化されていないか気がかりだ。
Yomiuri Online 2014年09月09日 16時50分


中国人記者からすれば、「西欧の医学では現在のエボラ出血熱の猛威に対抗できない。であればこそ、4千年の伝統を誇る中国の伝統医療の出番だろう」との思い込みがあり、WHOの関係者がそうした見識を示すものと期待した上での質問だったのでしょう
それがいかに偏狭な思い込みであるか、中国人記者はまったく自覚していないのですが
エボラ出血熱に対して中国が漢方薬の臨床試験に取り組み、相応の結果を示しているならともかく、そのような取り組みも存在しないのに上記の質問をかましたと思われます
1976年に初めてその患者が確認されたエボラ出血熱は、未だに有効な治療方法が確立されておらず、今回のように大規模な流行を防ぐ手立てもありません。いくつか治療効果の期待される薬が開発中ではありますが
件の中国人記者の頭の中にあるのは「漢方薬による貢献」といった考えではなく、中国への賞賛やら期待といった表面的なものであり、「WHO関係者がエボラ対策として中国の伝統薬への期待を表明した」との記事を発信したいがゆえの行動だと解釈されます
もっと自国の立ち位置を自覚した上で(世界中から迷惑な国、迷惑な民族と見なされている)、振る舞うべきでしょう

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