横浜で実母・祖母殺害の少年 検察官送致に

今年5月、横浜市で15歳の高校1年生の少年が、祖母と母親の2人を殺害する事件を起こし、逮捕されています
少年事件だけに関連する情報がほとんど報じられず、当ブログでも取り上げないままでした
横浜家庭裁判所は審判で、この少年を検察官送致にすると決定しています
15歳で検察官送致にするという決定は異例ですが、おそらくは精神障害や発達障害など、心因的な要因の犯罪ではないとの判断がったのかもしれません


横浜市戸塚区の自宅で母親(50)と祖母(81)を殺害したとして、殺人の非行内容で送致されていた高校1年の少年(15)について、横浜家裁(小池喜彦裁判長)は28日、検察官送致(逆送)すると決定した。横浜地検が10日以内に少年を起訴するかどうかを判断し、起訴されれば成人と同様に裁判員裁判で審理される。16歳未満の逆送は異例。
小池裁判長は「強固な殺意に基づく執拗(しつよう)で残忍な犯行。2人の命が奪われた結果は極めて重大」と指摘。少年が16歳に近づきつつあったことも考慮し「刑事責任を問うのが相当」と判断した。
決定によると、少年は今年5月18日午前8時過ぎ、祖母や母親と口論となり、包丁で2人の胸や背中などを多数回突き刺して失血死させた。捜査関係者によると少年は逮捕時に「生活態度を注意されて腹が立った」と動機を供述したという。
2001年4月施行の改正少年法で、16歳以上の少年が故意に人を死亡させた場合は原則逆送されることになり、刑罰の対象年齢が16歳から14歳以上に引き下げられた。
(毎日新聞の記事より引用)


刑事裁判になるので、公開の法廷でその責任が問われることになります
問題はこの少年が日頃から、母親らに対し家庭内暴力を振るっていたかどうか、という点です
家庭内暴力もなく、いきなり刃物を持ちだして刺殺するとなれば、行動に歯止めが効かなくなるほどの怒りが少年の中に湧いた、と考えなければなりません
家庭内暴力を繰り返した挙句、刃物を持ち出し殺害に至ったのであれば、殴る蹴るだけでは解消できない根深い敵意と、破壊衝動が考えられます
何が15歳の少年をして祖母・実母を殺させたのか、裁判でそこまで踏み込めるものなのか、結果を見守りましょう

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