熊谷6人殺害事件を考える4 犯行を否認

埼玉県熊谷市で6人を殺害した嫌疑がかけられているペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタンが治療を受けていた病院から退院し、身柄を熊谷警察署に移されています
ナカダ容疑者は犯行を否認しており、警察は証拠を積み重ねて立証するしかありません。6人の殺害に使われた凶器もまだ発見されておらず、捜査の進展を見守るしかない状態です
大失態をやらかした埼玉県警にすれば、何としても証拠を固め送検に漕ぎ着け、信頼回復を図りたいところです


「仕事をしていて、気がついたら病院にいた」「事件のことは知らない、分からない」。捜査関係者によると、ナカダ容疑者は8日に逮捕された後、捜査本部の取り調べに対し、こう繰り返したという。逮捕により捜査は大きく進展したが、容疑を客観証拠で裏付けることに加えて、小学生の女児まで手にかけた凶行の動機や、現場にあった
血文字の意味など、残された謎を解けるかが今後の捜査の焦点となる。
捜査本部によると、ナカダ容疑者はスペイン語の通訳を通じて、家族のことや滞在した日本の地名について話すなど、取り調べには素直に応じているという。
全面否認について捜査関係者は「事件前後の記憶が飛んでいる可能性があり、医者と相談しながら調べを進める。知らないふりをしているのかはまだ分からない」と慎重な姿勢を示す。
一方、捜査本部による証拠収集は着実に進められている。6人が殺害された3住宅にはナカダ容疑者のものと酷似した足跡がそれぞれ見つかっており、さらに全ての住宅で飲食の形跡が残され、ナカダ容疑者のものと一致するDNA型が検出された。
勤務先があった群馬県伊勢崎市から埼玉県熊谷市に至る足取りについても防犯カメラの映像などからほぼ明らかになっている。
しかし、9月13日に熊谷署から逃走した後の足取りは不明な点が多く、3住宅では金品が奪われていないなど荒らされた形跡がないため、殺害の動機は明らかになっていない。田崎さん方の壁には血で書いた文字のようなものが残されていたが、判読は不能。捜査関係者は「いずれ精神鑑定が必要になるのでは」と語った。
(産経新聞の記事より引用)


検察としては起訴前に精神鑑定を実施し、ナカダ容疑者の責任能力を検討するはずです。日本に来て約10年ほど就労しているのですから、重篤な精神病の可能性があったのかどうか、疑問も湧きます
ただ、統合失調症の場合は症状に波があり、錯乱状態がいつまでも継続するわけではありません
ナカダ容疑者が統合失調症により犯行時、錯乱状態(心神耗弱)にあったとする鑑定結果が出たなら検察は起訴を見送るしかないでしょう。その場合、県知事の許可によって強制措置入院となるのですが、6人も殺害しておいて罪を問えないとなればまた批判が沸き起こると想像されます
特にナカダ容疑者を拘束できず、逃がしてしまった埼玉県警、熊谷署に批判が向けられるわけで

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