VW排ガス不正 ガソリン車にも拡大

ディーゼルエンジンの排気ガス規制を、不正なソフトウェアを搭載することでごまかしていたと発覚したフォルクスワーゲン社に、あらたにガソリエンジンでも問題が発覚したと報道されています
これまでフォルクスワーゲン社は2リットルのディーゼルエンジン1種類でのみ、不正行為があったと言明してきました
しかし、ディーゼルの3リッターエンジンでも不正なソフトウェアが搭載されていたと明らかになり、フォルクスワーゲン社の説明が信用できないと印象づけた格好です


ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は3日、同社の排ガス不正問題についての内部調査の結果、さらに80万台の車両で二酸化炭素(CO2)排出量に関する「不整合性」が見つかったと発表した。対象車には、今回のスキャンダルで初のガソリンエンジン車も含まれる。同社の大規模な排ガス不正スキャンダルは、ますます泥沼化の様相を見せている。
同社広報担当者によると、新たに問題が発覚したのはVW、アウディ(Audi)、シュコダ(Skoda)、セアト(SEAT)の各ブランドの排気量1.4、1.6、2リットルエンジン。これらの車両が示したCO2排出量が、実際の排出量よりも低かったという。
これまで問題が発覚していたのはディーゼルエンジン車だったが、同社は今回の問題に少なくとも1種のガソリンエンジン車が含まれることを認めた。
同社は今のところ、新たな問題発覚により発生する費用を20億ユーロ(約2650億円)と見込んでいるが、「これらの不正の規模を正確に見極めるのはまだ不可能」だとしている。
(AFPの記事から引用)


ガソリン車の不正は80万台と見られていますが、今後はさらに増えるのでしょう
アメリカ市場ではアウディの販売が好調で、10月には17%も販売台数を増やしています。しかし、ガソリンエンジンのアウディにも不正が発覚したため、来月には売り上げを落とすのでしょうし、アウディを購入した顧客から新たな訴訟が起こされると考えられます
不正発覚の端緒となった2リッターのディーゼルについては、ソフトウェアの書き換えで対処する考えのようですが、この場合は燃費が著しく悪化する懸念があり、これはこれで新たな火種でしょう。燃費の良さと環境への配慮を売りにしていたはずのフォルクスワーゲンが、燃費も悪くて排気もクリーンではないとなれば
さて、こうした大規模な不正工作が一部の技術者の判断だけで実施されたとは考えにくいのであり、経営幹部が決定に関わっていたと見るのが当然です
しかし、実態解明は進んでおらず、責任の所在は明らかになっていません
解明を先送りすればするほど、フォルクスワーゲンのブランドイメージが低下すると分かっているはずなのに

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