釧路イオンモールで無差別殺人 犯人を取り押さえる

俗に通り魔殺人、無差別殺人といった耳目を集める犯罪が起きると、それに影響されたかのように類似した事件が起こると言われます
本日午後、北海道釧路市のイオンモールで4人の買い物客、従業員を男が刃物で次々と殺傷する事件がありました。1人が死亡し、1人が重傷です
現場で取り押さえられた男は精神病だったとも報じられており、衝動的に襲いかかったのか、計画的な犯行であったのかは今後の捜査の進展を待たなければなりません
きっかけになったのはアメリカのマイアミで起きた無差別銃撃事件ではないか、と思うのですが、断言するのは尚早です。釧路市内では今月17日の夕方、ジョギングをしていた男性が背後から刃物で刺される事件があり、未解決です。同じ釧路市内の事件だけに、今回逮捕された男の犯行ではないか、と考えてしまいます


21日午後3時15分ごろ、北海道釧路市昭和中央のイオンモール釧路昭和店で男が女性4人を刃物で刺した。北海道警などによると、60代女性が死亡。60代の女性が重傷で、40代の2人もけがをしている。道警釧路署は殺人未遂容疑で、男を現行犯逮捕した。
イオン北海道によると、3人が客で、1人が従業員という。
北海道警によると、男は釧路市の30代とみられ、動機などを調べる。男は精神疾患で悩んでいたと話しており「死刑になってもいいと思い、人を刺した」と供述しているという。男は店の警備員が取り押さえた。
現場はJR釧路駅の北西約5キロの住宅街にある商業施設で、周辺には学校や飲食店が点在している。
(産経新聞の記事から引用)


「人を殺して死刑になりたかった」と語っているところからすれば、検討識を失って蒙昧状態のまま犯行に及んだとは考えられません。人を殺せば死刑になるという因果関係を認識した上で、確信犯的に凶行に及んだのですから「責任能力がない」などと裁判で主張するのは矛盾の極みでしょう
しかし、精神疾患があったとなれば、新聞報道では当面、実名を伏せた扱いになるものと考えられます。なぜ実名を伏せる必要があるのか、自分にはさっぱり分からないのですが
杓子定規な判例至上主義に囚われている日本の裁判官からすれば、1人殺害で死刑判決はありえない、との結論に達します。いや、「死亡した被害者が1人なのだから死刑判決はない」との結論から裁判が始まる、と言い換えた方がよいのかもしれません
ともあれ、現時点で裁判結果を云々するべきではないのは当然です
今後の捜査を見守りましょう

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