釧路イオンモール無差別殺人 松橋伸幸容疑者の素顔

北海道釧路市のイオンモールで4人が包丁で斬りつけられ、1人が死亡するという無差別殺人事件で逮捕された松橋伸幸容疑者(33)について、さまざまな報道がされています
その中から、松橋容疑者の人となりを示すものをいくつか取り上げ、事件の背景を考えたいと思います
まずは松橋容疑者の自宅を家宅捜索し、ゲームソフトを押収したという記事です


北海道釧路市の商業施設「イオンモール釧路昭和」で女性4人が切り付けられ、1人が死亡、3人がけがをした事件で、北海道警は23日、殺人未遂容疑で逮捕した釧路市の新聞配達員、松橋伸幸容疑者(33)の自宅から、ゲームソフト3本とタブレット端末を押収したと明らかにした。ゲームは事件をうかがわせる内容といい、道警は関連を慎重に調べる。
(産経新聞の記事から引用)


具体的にどのようなゲームなのか不明ですが、安直に「ゲームの影響」などと決めつけるのはやめてもらいたいところです
刑事事件を起こした少年が、「ゲーム感覚でやった」などと供述して世間の顰蹙を買ったとか、有識者が「いまどきのこどもはゲームと現実の区別がつかなくなっている」などとコメントして物議をかもしたり、「ゲーム脳」などという実態もない概念を弄ぶ風潮があったのですが、それらについては過去に当ブログで述べてきたので繰り返しません
別の記事では、松橋容疑者が聴覚障害者だったと述べています


北海道釧路市の商業施設で女性4人が殺傷された事件で、逮捕された釧路市の元新聞配達員、松橋伸幸容疑者(33)は幼い頃から「のんの」と呼ばれ、近所でかわいがられていた。
松橋容疑者は幼い頃から難聴を抱えていたが、近所の子供たちと一緒に野球をするなど仲が良かった。
子供の年齢が近いという50代の主婦は「ちょっと幼いところはあるが、かんしゃくを起こしたり、暴れたりする姿は見たことがない」と困惑していた。
親戚などによると、地元の高校を卒業後、札幌の専門学校で調理を学んだ。地元に戻ってからは、新聞配達や観光施設の風呂掃除、介護施設の調理担当などさまざまな職に就いた。
関係者は「一生懸命働いていた」と口をそろえるが、松橋容疑者の家族を知る60代の男性は「難聴があって仕事がうまくいかないように感じた」と話した。
(産経新聞の記事から引用)


こうした事件が起こると近所の住人、親戚、元同級生らのコメントを集めて回るのが常です。しかし、近隣の住民といえども松橋容疑者の近況、全貌を知っているとは限りません。同級生も同じ学校に通っていた当時の松橋容疑者については記憶しているものの、卒業後の変化は知らないのです
ですから、小学生当時のイメージを語られたところで、現在の松橋容疑者を理解する手立てにはなりません
しかし、松橋容疑者逮捕後、「統合失調症だった」と報じられたのですが話の出処がはっきいりしません。上記の記事でも「精神科への通院歴」には触れないままです
事件前日まで新聞配達の仕事を継続していたとの報道もありますので、松橋容疑者がまったく見当識を失い、妄想念慮にとらわれて犯行に及んだ(したがって責任能力が著しく減衰していた)とは考えにくいわけです

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