小金井アイドル刺傷事件を考える 容疑者は鑑定留置

アイドル活動をしていた亜細亜大3年生の冨田真由さん(20)が刺された事件の続報です。意識不明だった冨田さんですが、意識が回復していたことが明らかになった、と報じられています
まだまだ身体の傷や事件のショックによる精神的な不調とも闘わなければならない状態だろうと推察しますが、回復に向けて進んでいると判明し、一安心です
さて、刃物を振るった岩埼友宏容疑者(27)は殺人未遂容疑などで送検されています。検察は裁判所に鑑定留置を求め、認められました。三ヶ月ほどかけて精神鑑定を実施し、責任能力について判断するのでしょう


京都小金井市で、アイドル活動をしていた亜細亜大3年、冨田真由さん(20)が刺されて重体になっている事件で、東京地検立川支部が、殺人未遂容疑などで送検された岩埼友宏容疑者(27)について、鑑定留置を東京地裁立川支部に申請し認められたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。留置期間は9月5日までの3カ月で、精神鑑定をして事件当時の刑事責任能力の有無を調べる。
岩埼容疑者は5月21日、小金井市内のライブ会場前で冨田さんの首など20カ所以上を事前に準備した折りたたみナイフで刺したとして逮捕された。
約4カ月にわたって、冨田さんのツイッターに執拗に書き込みを続けており、「冨田さんが好きだった。結婚したかった」と供述。一方、冨田さんに贈った腕時計などのプレゼントが送り返されてきたことに対し、「恥をかかされた」などと説明しているという。
東京地検は、一方的に愛情を募らせ、拒否感を示されたことが犯行の動機になった可能性があるとみているが、当時の精神状態について専門家による詳細な鑑定が必要と判断した。
(産経新聞の記事から引用)


一部の個人ブログでは、「精神鑑定→無罪、釈放」であるかのような記述をしている方がいます。個人の見解をいちいち批判する気にはなれないものの、刑事裁判のプロセスをまったく理解しておられないか、誤解しているものと思われますので、言及しておきます
通常、起訴前の精神鑑定は検察官が容疑者を起訴して公判を維持する上で、あらかじめ責任能力に問題はないとの裏付けを得るのが目的です。これとは別に弁護側が裁判の場で被告人の責任能力を問題にし、心神耗弱などで減刑、あるいは心神喪失によって罪に問えないと主張する狙いで、精神鑑定を要求するケースがあります
さて、岩埼友宏容疑者が精神鑑定で精神病を装ったりして心神喪失になりすまし、検察官も騙されて不起訴とし、身柄が釈放される可能性を懸念した人たちが上記のようなガセ情報を発信しているのでしょう
しかし、精神鑑定にあたる医師をそう簡単に騙せるものではありません。精神病を装うならば鑑定留置の期間、三ヶ月も詐病を演じ続ける必要があります
思いつきで妄想を口にしたり、叫んだり、興奮して暴れる(独房のような閉鎖された病室内で1時間暴れ続けようものなら、それだけで相当の体力を必要とされます)ような行動を1日に何度も繰り返すのは、結構難しいのです
実際にそうした場に遭遇した経験のない方には理解できないのかもしれませんが、自分のように幾度も経験した者には詐病なのか、本当に精神異常なのかは察しがつきます
三度の食事をぺろりと平らげながら精神異常、などという可能性もほとんどありません
異常者なら自分の便を口にしたり、糞尿の中を転げまわったりもします。これも簡単に真似できるものではないのです
さて、今のところ岩埼友宏容疑者に精神病の既往歴があったという話もなく、犯行は極めて計画的です。それだけの能力があれば、心神耗弱を主張しても裁判では通用しないと見るべきでしょう
それに心神喪失で不起訴になった場合でも、そのまま釈放というわけにはいかず、多くの場合は都道府県知事の許可を経て強制入院の措置が講じられます
特に刃物で人を殺傷するような人物については野放しにできないのですから
岩埼友宏容疑者に関しては、京都で造園業(庭師の見習い)をしていたとの話があるものの、詳細は不明です
就労していた期間がどれだけであったのかも判明しませんが、曲がりなりにも就労していたのであれば精神障害の可能性は低くなるのであり、責任能力に問題はなかったと推測されます

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