ロケット開発焦る韓国 トラブル続出で打上げを10ケ月先送り

ロケット開発は科学技術開発としても、産業振興の面でも重要なのですが、韓国メディアにかかればすべて「商売」に還元されてしまうようです。朝鮮日報が「このままでは宇宙市場に乗り遅れるニダ」と焦る記事を掲載しています
自前でロケットを打ち上げる技術もないのに、「62兆円の巨大市場に乗り遅れるニダ」と口にする感覚が理解できません


宇宙技術、巨額投資で急成長する中・日・印に大きく後れを取る韓国
韓国は世界11位の経済規模を持つが、宇宙技術は開発に取り組む国のうちで最下位レベルだ。世界の宇宙市場規模は今年の3000億ドル(約31兆円)から2030年には6000億ドル(約62兆円)に急成長すると見込まれているが、この巨大市場に韓国が食い込めないかもしれないという危機感が強まっている。
かつての宇宙開発市場は米国とロシアが主導していたが、最近は「スペースX」や「ブルー・オリジン」など民間宇宙開発企業の登場、中国や日本、インドの巨額投資により、その主役が変化している。
中国は先月25日、環境への影響が少ないとされる新たな液体燃料を使った新型ロケット「長征7号」の打ち上げに成功した。長征7号は中・大型の衛星打ち上げだけでなく有人宇宙船のロケットとしても活用できる超大型ロケット。現在開発中の韓国型ロケットは1.5トンの搭載が可能だが、長征7号は最大で13.5トンの宇宙船や衛星を宇宙に運ぶことができる。中国は宇宙ステーションの建設を進めており、近く無人宇宙実験室「天宮2号」の打ち上げも予定している。24年に国際宇宙ステーション(ISS)の運用が終了すれば、中国は世界で唯一の宇宙ステーション保有国になる。
日本も宇宙強国に浮上しつつある。日本は19年に月面着陸機の打ち上げを目指しており、新型ロケット「H3」を21年に打ち上げる予定だ。安倍晋三政権は20年ごろに名目国内総生産(GDP)を600兆円に引き上げるという目標を達成する上で宇宙産業が非常に重要だとし、今年のロケット・衛星開発予算を前年比37%増額した。国を挙げて集中投資を行っているのだ。
(以下、略)


すべからくお金の話です。お金の話しかできないのか、と言いたくなりますが現実的にはそうなのでしょう。韓国メディアに科学技術を論じるだけの知識も見識もないのは明らかなので…
さて、記事にもある韓国開発によるロケットですが、先日エンジンの燃焼試験が行われ、その映像が公開されています。75秒間、燃焼させるのに成功したのだとか

韓国ロケットエンジンの燃焼試験



しかし、開発は順調とはいかず、幾つかのトラブルを解決できないために試作機の打上げを先送りすると報じられています


韓国型宇宙ロケットの開発が、当初の目標より少なくとも10カ月遅れる見通しだ。複数の宇宙開発関係者によると、韓国航空宇宙研究院は先月29日に開かれた政府の宇宙開発振興実務委員会で、2017年12月に予定していた試験用ロケットの発射を10カ月延期すると報告した。
韓国型ロケットは3段式で、10年から総額1兆9572億ウォン(現在のレートで約1750億円)を投じて開発が進められている。
政府は20年の本発射に先立ち、75トン級の液体エンジンと7トン級の液体エンジンを搭載した2段式の試験用ロケットを17年12月に打ち上げる計画だった。
航空宇宙研究院の開発責任者、コ・ジョンファン氏は会議で、エンジンと燃料・酸化剤タンクの開発が当初の計画より10カ月遅れており、試験用ロケットの発射を延期せざるを得ないと説明した。
これに先立ち、趙光来(チョ・グァンレ)航空宇宙研究院長は8日のマスコミインタビューで、開発した75トン級液体エンジンについて「均一に燃焼できない問題があったが、最近解決した」と伝えた。
だが、すでに予定された開発日程より10カ月ほど遅れている。
また、ロケットの体積の大半を占める燃料と酸化剤タンクの製作も難航しているという。
ある大学教授は「韓国は造船や重工業で培った溶接技術があるため簡単に考えていたが、実際のロケット製作では薄いプレートを溶接した部分が一定の厚みを維持することができず難渋した」と説明した。
試験用ロケットの発射が延期されることで、本発射のスケジュールも不透明になっている。
韓国型ロケットは1段目に75トン級エンジン4基、2段目には1基、3段目には7トン級エンジン1基をそれぞれ搭載する。
(朝鮮日報の記事から引用)


推力75トンのエンジンを4基束ねて300トンの推力を得る計画ですが、均等な推力を出せるエンジンを4基作れなければ、ロケットはバランスを欠いて打上げ軌道から逸れてしまいます。しかも4基とも、6分から7分必要とされる燃焼時間を達成しなければなりません
これは技術的に難度が高く、韓国に可能なのかと訝ってしまいます
ちなみに日本は新規開発するH-3ロケットに、「LE-9」という新しく開発されるロケットエンジンが装備する計画です。1基あたりの推力は150トンで、ミッションに応じてこのエンジンを2基、あるいは3基装着します。エンジンを2基束ねる技術はすでにH-2Bロケットで達成しています
こうした経験の積み重ねが韓国とは違います
経験の積み重ねがないのに、いきなり4基のエンジンを束ねて飛ばそうとするのは無理でしょう。この先、何度か打上げに失敗するはずですが、その失敗を乗り越え(国民の批判を乗り越えて)予算を配分し続けられるかどうか、注目しましょう

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