アジアインフラ投資銀行副総裁のポストを失った韓国

中国主導のアジアインフラ投資銀行にいち早く参加を表明し、副総裁のポストを手に入れ韓国は得意満面で、融資事業にも影響力を行使できるとメディアは盛り上がっていました(融資の決定に関しては中国が拒否権を有しており、最終決定権を握っているわけですが)
今年4月の中央日報のインタビューで副総裁に就任した洪起沢は、AIIBのプロジェクトに関して「韓国の金融会社や企業が入る余地があるのか、みるだろう」と自国への利益誘導の思惑を露骨に表明し、さらにはAIIBに不参加の日本についても「安倍晋三首相が退けば加盟すると予想される」と、まるですべてを見知っているがごとく語っていました
しかし、その副総裁洪起沢が発足早々、6ケ月の長期休暇を申請したと報じられた上に、副総裁のポストを失ったとも伝えられていました
主たる原因は洪起沢が韓国の産業銀行総裁だった当時、倒産寸前だった大宇造船海洋に巨額の融資を行い、経営が改善したかのような虚偽の決算報告書を作成させるという粉飾疑惑に関与していたため、と言われます
粉飾決算に関わるような人物を、アジアインフラ投資銀行としては副総裁(しかもリスク管理の責任者)にしておけるわけもなく、更迭したのは当然の判断でしょう
こうした経緯について、朴大統領の「お友だち人事」の結果だと指摘する記事を産経新聞の「新・悪韓論」で取り上げています


(前略)
中でも、二流大学の教授だった洪起沢氏がよほど気に入ったらしい。
朴氏は2013年4月、彼を最大の国策銀行である産業銀行の会長に指名した。当時の裏事情を、中央日報(15年7月23日)は「参謀陣が懸念・反対したが、強行した。西江(ソガン)大出身(筆者註=大統領と同窓)の洪氏は金融実務経験が一度もなかった」「夫人の全成彬(チョン・ソンビン)教授が朴大統領と親しいと伝えられた」と報じている。
この記事は、産業銀行が管理下に置く大宇造船海洋の「巨額赤字隠し」が明るみに出た直後のものだ。
輸出入銀行は、産業銀行と並ぶ国策銀行だが、そのトップの無能さも、関係者の間では有名だったようだ。東亜日報(韓国語サイト、14年11月25日)は「洪起澤、李徳勲(輸銀頭取)両氏が西江大学出身でなかったなら、果たして、その地位に就いただろうか」と、もう、あきれたと言わんばかりの筆致で述べている。
産業銀行に課せられた責務は造船、海運、製鉄、建設など構造不況業種の企業整理だ。しかし、産業銀行は不良融資を続行するだけで、洪氏は責任逃れにきゅうきゅうとした。
「構造改革は血が飛び散り、肉がつぶれる実戦だ。政界に立ち向かい、労組とのもみ合いもある。最初から白面の書生には手に負えないこと」と、前掲中央日報は厳しく総括している。
さらに驚くべきことは、16年2月、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の副総裁に洪氏が送り込まれたことだ。もちろん、姫の意向が働いている。
韓国は米国の静止を振り切ってAIIBの大口出資国になった。AIIBの5人の副総裁の一角を握り、AIIB資金の使途を「韓国に有利」なように運ぶのが、韓国の狙いだった。
ところが、大宇造船に絡む産業銀行スキャンダルが次々と明るみに出る中で、“白面の書生”は本国政府に連絡もないまま6カ月の休暇を取った。休暇入りから1カ月としないうちに、AIIBは洪氏が担当していた「リスク管理担当副総裁」のポストの廃止を決めた。つまり、休暇中に追い出されたのだ。韓国は副総裁ポストを失い、国際金融界に恥をさらした。まさに“売国奴”のなせる業(わざ)だ。


韓国政府は洪起沢の後釜として、韓国人を副総裁に起用するよう中国に働きかけたものの、聞き入れらませんでした
およそ3700億円もの出資金を拠出したにも関わらず、中国からはすげなく拒絶されてしまい韓国メディアは怒り狂っています

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