福井大学「赤とんぼ」准教授不倫殺人 初公判

昨年3月、福井大学大学院の特命准教授で赤トンボ研究家として知られる前園泰徳被告が、教え子だった東邦大大学院生菅原みわさん=当時(25)=を殺害したとして、殺人罪に問われた事件の初公判が始まりました
昨年3月に逮捕されてから、初公判まで随分と時間がかかっています
前園泰徳被告(44)は「事件当日に『殺してください』と頼まれたので、首を絞めて死なせた。この点で起訴事実と異なる」と主張。弁護側は嘱託殺人罪に当たると訴えています


検察側は冒頭陳述で被告と被害者が不倫関係にあったと指摘。犯行当日には「妻子を殺してでも(被告を)手に入れたい」「マスコミに流す」「これから火をつける」などと無料通信アプリLINE(ライン)や電話があり「家族に危害が加えられるかもしれないという危機や、不倫関係が公になり准教授の地位や家族を失うことを回避するために殺害する動機があった」とした。
また、犯行後に死因を交通事故に見せかけ「シートベルトが首にくい込んでいる。息をしていない」と伝え、被告の妻に虚偽の110番通報をさせたり、ドライブレコーダーのデータの入ったカードや、被害者の携帯電話をトイレに流して廃棄し「犯行後に証拠隠滅を図っていた」と指摘した。
弁護側は不倫関係などは認めた上で、被害者は「常に愛情に飢え、ゼロか100かの極端な考え方に陥ってしまう『境界性人格障害』だった」と主張。「何度も自殺を止めてきた。何とか生きてもらおうとしたが、『もう無理です。殺してください』と何度も言われ、被害者の望みを受け入れた」として「依頼に基づく嘱託殺人」と訴えた。
起訴状によると、昨年3月12日、同市内に止めた車内で、殺意を持って東邦大大学院生菅原みわさん=当時(25)=の首を腕で絞め窒息死させたとされる。
(福井新聞の記事から引用)


起訴から初公判までに時間がかかった理由は、殺人罪で起訴しようとする検察側と、あくまで嘱託殺人であるとする弁護側との対立があって、裁判前の争点整理が15回にも及んだため、と別の記事では指摘しています
もちろん「嘱託殺人である」との具体的な証拠など存在せず、前園被告の言い分がすべてです
それにしても被害者である菅原みわさんを、「常に愛情に飢え、ゼロか100かの極端な考え方に陥ってしまう『境界性人格障害』だった」などと、よくも好き勝手に決めつけるものです。もちろん、前園被告は精神科医ではありません
菅原さんが過去に精神科や心療内科で通院し、「境界性人格障害」との診断を受けていた事実があるなら話は別ですが、どうなのでしょうか?
過去に何度も自殺未遂を繰り返しているのならば、医療機関で診断・治療を受けていた可能性は残りますが
不倫関係を続けた上で、「離婚して自分と結婚してくれ」と迫る菅原さんが邪魔になったため殺害した、身勝手な犯行と映ります
菅原さんが精神的に不安定だったとすれば、それは人格障害だったからではなく前園被告が彼女を弄び、追い詰めた結果ではないかと言いたくなります
上記の記事のような証拠隠滅を図っている点でも、前園被告は不利です。嘱託殺人であったなら、証拠隠滅やアリバイ工作などせずすぐさま自首するべきでした
昆虫観察は得意でも、女心を観察するのは下手だったとか
嘱託殺人であったかどうかはこの事件の根幹にかかわりますので、弁護側がどのような立証をするのか、注目しましょう
当初、この事件は「女子大学院生殺人事件を考える」と題し、当ブログで取り上げたのですが今回はタイトルを変更しました

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