江戸川区女子高生殺害事件を考える4 無期懲役求刑

2015年11月、東京都江戸川区の自宅アパートでアルバイト先の元同僚で高校3年生だった岩瀬加奈さん(17=当時)を絞殺し、 現金を奪ったとして強盗殺人と強盗強姦未遂の罪に問われた青木正裕被告(31)の公判で、東京地検は無期懲役の求刑をしたと報じられています
公判の様子が以下のように伝えられていますので、事件を考える材料にします


16日の初公判では生活苦と弟にばかり愛情をそそぐ母親への復讐心から、連続殺人をして死刑になりたいという身勝手な動機で岩瀬さんを殺害したと述べた青木被告。
「事件を起こして“すっきり”したので自首した」とも話すなど起訴内容を認めており、量刑が争われている。
女性が首を絞められ、苦しむ表情や暴れる姿に性的興奮するという青木被告は、首を絞めて乱暴しようとしたが失敗。
鑑定医の問診には「殺害後、遺体はまだ温かく苦しむ姿を空想してマスターベーションし射精した」と答えたという。
検察側から「無関係の被害者でなく、母親を殺害しなかったのはなぜ」と聞かれて「母そのものを殺すとその後、母は何も感じなくなります。(息子が事件を起こせば)社会の目が母に集中するので」と青木被告。
遺族に対する気持ちを聞かれると、長い沈黙の後で「この事件を通して、私があやめてしまった加奈さんがご遺族に愛されていたんだと感じ、私の家庭と比べてなぜここまで違いが出たんだろうと疑問が出ました」などと、自己中心的な発想で傍聴人をあぜんとさせた。
そのうえで「どのような判決をたまわるかによって、私ができることが大きく違ってくるが、かなうなら加奈さんのお墓参りをしたい。この事件を通して自分がここまでネガティブになる原因が分かったので、社交的というか周りを信じられる人間になりたい」などと語り、どこまでも遺族の神経を逆なでした。
出廷した精神科医も「お母さんにばかり関心が向いていて、事件についてどれだけ考えているんだろうという感じ」と被告人に対して抱いた違和感を口にした。
(東スポの記事から引用)


青木被告は妄想、幻覚に支配されているのでもなく、何らかの発達障害を抱えているのでもなく、ただ母親への恨みから人格が歪んでしまった(あるいはネグレクトの結果、人格が歪んでしまった)のでしょう
女性が首を絞められるアダルトビデオを多数所持していた事実から分かるように、ただそれにのみ関心があったのかもしれません
ただ、すべてを母親への報復と見なすのはあまりに単純すぎる気がします
責任能力を検察と弁護側で争っていない事件なので、精神鑑定結果が問題にされたりはせず、弁護側も反論してはしていません。つまり鑑定結果通知書の内容にも同意しているのでしょう
もし弁護側が証拠採用に不同意で、再度の精神鑑定を要求したなら別の展開もあったと思います
が、青木被告は自分の内に抱え込んでいる問題に関心がなく、他者についてはどうでもよいと思っているのであり、無期懲役を言い渡されても黙って従う、と推測されます

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