神戸5人殺傷事件を考える 逮捕後は黙秘

神戸市北区有野町の住宅で3人が殺害され、2人が負傷する事件があり、無職の竹島叶実容疑者が逮捕されています
竹島容疑者は逮捕直後、「誰でもいいから刺してやろうと思った」と供述しているのですが、その後は取り調べに対し黙秘していると報じられています
この場合の「誰でもいいから」は方便であり、嘘でしょう
祖父母、と実母を狙った犯行であって、通り魔殺人ではありません
26歳で無職の孫を心配し、あれこれ声をかける祖父を疎ましく感じて殺害を思い立った可能性もあります
しかし、警察からの取り調べで根掘り葉掘り訊かれるのは竹島容疑者にとって苦痛であったり、屈辱でもあり、決して動機については語るまいと決意したのかもしれません


神戸市北区の民家などで男女3人が刃物で刺されるなどして死亡し、2人が重傷を負った事件で、南部達夫さん(83)に対する殺人容疑で、兵庫県警有馬署捜査本部に17日に再逮捕された同居する孫の無職、竹島叶実容疑者(26)は、調べに対し「黙秘します」と供述しているという。
捜査本部は同日午前、同容疑で同区有野町有野にある竹島容疑者の自宅を現場検証。死亡した3人の司法解剖を進めており、詳しい死因を調べている。
再逮捕容疑は16日、自宅で南部さんを金属バットで殴り、包丁で突き刺すなどして殺害したとしている。
捜査本部によると、竹島容疑者の母親の知子さん(52)が、自宅で竹島容疑者が南部さんをバットで殴っているのを目撃した。知子さんも殴られて重傷を負い、「息子にやられた」と話しているという。
竹島容疑者は16日、現場近くの有間神社で包丁と金属バットを持っていたとして、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕。当時の調べに対し、「自宅の包丁で、誰でもいいから刺してやろうと思った」と供述していた。
事件では、南部さんと妻の観雪(みゆき)さん(83)、2軒隣に住む無職、辻やゑ子さん(79)が死亡。知子さんと近隣の無職、前北操(まえきた・みさお)さん(65)も重傷を負っているところを発見された。
捜査本部は竹島容疑者が相次いで5人を殺傷したとみて、詳しい経緯や動機の解明を進める。
(産経新聞の記事から引用)


この場合、黙秘というのも1つの意思表示です
第三者に知られたくない動機、秘密にしておきたい動機、知られると恥ずかしい動機が竹島容疑者の中に存在する、と白状しているも同然です
ただ、それでは警察官も供述調書作成ができないので、しばらくはあの手、この手で供述を引き出そうとするのでしょう
もちろん、竹島容疑者の実母が重傷を負いながらも殺害を免れていますので、息子を巡る家族間の葛藤について語るものと期待されます
母親が警察に供述したと知れば、竹島容疑者は己の恥部を暴かれたがごとく激怒するものと予想されます
竹島容疑者としては家族を皆殺害し、口を封じたかったのでしょうから
さて、事件の背景に何があったのかはこれから明かされるにせよ、26歳にして家族も第三者も巻き込んで死に急ぐほどの事態があったのかどうか?
続報を待って、もう少し考察を深めたいと思います

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