英BBCが「漫画は児童ポルノ」と批判

取り上げる時期を逸した話題ですが、今年3月、イギリスのBBCが日本のポップカルチャーである漫画やアニメ、ゲームの中身は児童ポルノであり、規制すべきだと主張するドキュメンタリーを放送した件を取り上げます
ネットのニュースでは、「英BBCが日本の児童ポルノを取り上げた番組『Young Sexfor Sale in Japan』を公開。女性レポーターは『二次元ポルノが実在する子供への犯罪を助長する』、『日本人は子供を性的に搾取して良いと思っているのではないか』と熱く主張していますが、統計的事実を無視した番組進行に疑問の声があがっている」と紹介されていました
約50分ほどのドキュメンタリーです。英語ですが、画面を見ながら視聴すればその主張するところは把握できます

Young Sex for Sale in Japan

法律での規制と日本人の考え方(漫画やアニメが児童ポルノであり、児童虐待や性搾取に結び付くとのだという認識の欠如)を変える必要があると主張しています
レポーター役のステイシー・ドゥーリーはBBCのいくつもの報道番組に登場し、各国のセックス産業の現場をレポートするなどしている人物ですが、社会問題を告発するという趣旨に隠れて、覗き趣味的な娯楽番組という側面も感じ取れます(紳士、淑女面をしつつ、ニヤニヤしながら見て楽しむ…という)
もちろんこの手の批判は珍しいものではなく、日本でも過激な性描写の漫画は規制すべきとの議論が繰り返されてきたのは誰もが知るところです
さて、この番組に対する海外からの批判の声は多数あるのですが、端的な統計を挙げた反論も見られます

●イギリスにおける性的虐待件数(15歳までの児童)
2011年度 2万1,493件
2012年度 2万3,000件
2013年度 3万1,000件
2014年度 4万7,008件

●日本における性的虐待件数(18歳までの児童)
2011年度 1,460件
2012年度 1,449件
2013年度 1,582件
2014年度 1,520件


もちろんこれは把握されている数、虐待として露見した数であり、把握されていない件数があるのを考慮する必要があります
この数字を踏まえ、「BBCはイギリスにおける児童の性犯罪被害をリポートすべきだろう」との意見が出るのは当然でしょう
日本では出会い系サイト、SNSなどを介し、中学生や小学生が性犯罪の被害に遭うケースが多いのであり、漫画やアニメが犯罪を引き起こしているとの指摘は見当違いです。ポップカルチャーが「エロ要素」を内包しているのは事実ですが、線引きして規制するのは不可能でしょう
やるなら上記の全面規制にならざるを得ず、それでは文化自体を圧殺する危険があります
ポップカルチャーが児童を対象とした性犯罪を引き起こしているのか、実証的な研究もないまま、全面規制はあり得ません
今回の記事を書くにあたり、以下のサイトを参考にしました


英BBCが日本のマンガを批判→世界中が英BBCを批判www「マジでBBC腐ってる」
「日本の漫画を問題視するのはオカシイと思う」

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