東洋大教授「平和ボケ=ウルトラマン症候群」と書いて炎上

東洋大学グルーバル・イノベーション学部の横江久美教授が毎日新聞に寄稿したコラムが、「ウルトラマンをバカにしている」と炎上する騒動になっているとJ-CASTニュースが報じています
北朝鮮危機に対する平和ボケの3パターンを指摘し、その1つが「ヒーロー依存」タイプの「ウルトラマン症候群」だと横江教授が断定していることへの反発によるものなのだとか
世相を斬るため、漫画やアニメの主人公に例える手段がしばしば用いられるものの、的外れな主張に陥ってしまったり、主人公を侮蔑していると受け止められ批判されるのも珍しくありません
今回は「ウルトラマンをまったく理解しないまま語っている」と炎上したようです
問題の毎日新聞のコラムは以下の通りです


平和ボケとウルトラマン症候群=東洋大学国際学部教授・横江公美冷戦崩壊以後、日本では「平和ボケ」という言葉が使われるようになった。国際社会での「現状認識」の甘さを自虐した言葉だ。現在の北朝鮮への対応を見ると三つのタイプの平和ボケが存在する。
一つめは、本当に困ると最後には正義の味方が現れると信じる「ウルトラマン症候群」である。これに侵されているかどうかは、トランプ米大統領やマティス国防長官の発言に対する心の声でわかる。「軍事オプションも机の上だ」と聞いた時に、ほっとする気持ちがほんの少しでも表れれば、すでに「ウルトラマン」登場への期待感が脳内に浸透していると考えられる。「きっとアメリカなら完璧な攻撃能力があるのではな
いか」と希望を抱くのだ。
二つめは「ひとごと症候群」である。トランプ大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長の狂気に巻き込まれたくないと心配する。だが実際は、北朝鮮の核は日本にとっては隣にある危機である。何もしなければ北の核はそのまま存在する。だが、その脅威については関心を払わない。三つめは「崩壊シンドローム」だ。「北朝鮮は崩壊する」と思うのも平和ボケの一種である。崩壊しないかもしれないし、仮にしたとしてもいつするかはわからない。その過程やほかのシナリオを考えないで、将来の「崩壊」を見越すのは「現実逃避」である。
この三つの平和ボケの特徴は日米の正義の味方の違いに表れている。アメリカのバットマンは人間だ。特別な衣装を身につけることで強くなる。道具つまりは軍事力が人を強くする。一方、日本の正義の味方の典型はウルトラマン。どこからともなく正義の味方がやってくるとの前提がある。時代が変化した今、これからどんな正義の味方が日米に登場するのか気になるところである。
(毎日新聞の記事から引用)


これに対する批判をまとめたJ-CASTニュースの記事が以下のとおりです長文なので引用は割愛します


「ウルトラマンをバカにするな!」と「大炎上」 「平和ボケ」をヒーローで説明した大学教授に批判殺到


批判の書き込みは様々ですが、「知ったかぶりして語るな」との主張が目につきます
「ウルトラマンについて語る以上、当然テレビシリーズは全編視聴済みですよね」との批判に見られるような
言うまでもなく横江久美教授は「ウルトラマン」シリーズ見ないまま、己の抱いたイメージで語ってるだけで、「知ったかぶり」と指摘されても反論できないでしょう
もちろん、横江教授が言いたいのは安易なアメリカ依存の風潮なのであって、ウルトラマンのヒーロー像云々ではないのは明らかです
つまり批判の声は横江教授の指摘と無関係なものであり、異次元の批判合戦みたいなものでかみ合わいません
なので、北朝鮮危機を前に「ウルトラマンのヒーロー像を熱く語る人たち」を見て、横江教授は「平和ボケ」との感を強めただけなのでしょう
ですが、知ったかぶりしてウルトラマンを出す必要などなかったのであり、コラムはひどいものです。世相の一部を切り取って「〇〇症候群」などと表現するのは時代遅れなスタイルです
アメリカの女性作家コレット・ダウリングが「シンデレラコンプレックス」を提唱したのが1981年であり、続いてアメリカの心理学者ダン・カイリーが「ピーターパン・シンドローム(症候群)」というパーソナリティ障害を提唱してブームになりました
その後やたらと〇〇症候群、△△コンプレックスといった概念が提起され、社会の様相をわかりやすく定義したものであるかのようにもてはやされたのが1980年代前半、と記憶しています
さらに平和ボケのパターンが本当に3つしかないのか、根拠は不明です。すべて横江教授が脳内で生み出した説、にすぎないのであり…
この程度の内容で平和ボケの世相を斬ったつもりになっているコラムを書けば、炎上して当然だと自分は思います

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