スーパーナンペイ事件は強盗目的ではなく不倫清算狙い?

東京都八王子市にあったスーパーナンペイ「大和田店」で、1995年7月の夜に女性パート社員3人(うち、2人は高校生)が射殺された事件は未解決のままです
当初は売上金の入った金庫を狙った犯行との見方が有力視され、中国人強盗団による犯行説もささやかれていました
しかし、昨年あたりから殺害された被害者の女性の1人に男女関係のトラブルがあり、その清算のために殺害されたのではないか、とする報道が目につくようになりましたので取り上げます


「八王子スーパー強盗殺人」3人銃殺の深い謎
(前略)
強盗であればなぜ金庫に入っていた多額の現金を奪わなかったのか、大勢で押し入れば金庫ごと運び出すことも不可能ではなかったはずだ。一方、誰かに恨みを持った犯人であればなぜ無抵抗の女性3人全員をまとめて殺害したのだろうか。捕まれば死刑の可能性もある事件なのに、犯人はなぜごく短時間のうちにそれを実行し、逃げることができたのか。
警視庁はこれまで、強盗、怨恨の両方の線で見えてきたさまざまな糸を手繰ってきた。
強盗目的の犯行を疑う線としては、事件当時、都内を中心に拳銃を使って現金輸送車を襲う強盗事件が多発していて、この犯行グループが拳銃を躊躇なく人に向け発射していることから徹底的に捜査が行われていた。
中国人強盗グループによる犯行説も浮上し、中国の大連市に捜査員を派遣したこともあったほどだった。その捜査で事件について事情を知っているとして浮上したカナダ在住の中国人を日本に移送して、取り調べも行われたが、いずれも実を結ぶことはなかった。
(中略)
当時、事務机の上に金庫の開け方を書いたメモが貼ってあり、当日の売上金がしまわれていた金庫の開け方について、被害者3人のうちの誰かは知っていた可能性は十分にある。
ただ、現場となった事務所の中で犯人は物理的に大きな動きを見せなかった。事務所内のものはほぼ手つかずといっていい状況で、ごく短時間のうちに犯行に及び、犯行後すぐさま逃走したとみられることが改めて明らかになった。
(以下、略)


残念ながら東洋経済の長文の記事では、被害者女性を巡る謎について、明確な記述はありません
「大和田店」の閉店時間は夜9時です。それからレジの売上金を回収して事務所内の金庫に入れ、3人は戸締りをして帰る予定になっていました
通行人が銃声を耳にしたのが夜9時17分頃です。実は殺害された女性のうち最年長だった47歳の女性が9時15分に知人男性に電話をしていますので、その時点では生存していたのでしょう。電話を受けた知人男性が店へ車で乗り付けたのは9時20分過ぎであり、犯行はわずか数分間で行われたと考えられます
この47歳の女性は元ホステスであり、八王子市内にスナックを開業したばかりと報じた週刊誌の記事もあります。スナックを開いたばかりの女性が、スーパーでパートをするというのも奇異な感がありますが、夜9時までスーパーナンペイで勤務し、スナックでの仕事はそれからだったのかもしれません
そして彼女が複数の男性と交際しており、もめていた…というのが怨恨説の根拠といわけです
警察は当然、彼女の交際相手まで調べたはずですが、どうなのでしょうか?
となれば、中国人強盗団云々はガセになるわけで、22年も幻の強盗団を追いかけていたことになります
実はこの被害者である47歳女性を巡る謎、というのは新ネタでもなく、随分と前から出回っている噂の1つです

スーパーナンペイ事件について

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