アメフト日大問題 日大に危機管理学部って?

アメリカンフットボールの試合の反則行為がきっかけで、日本大学に新設された危機管理学部が注目を集めているのだとか
これも日本大学のアメリカンフットボール部の危機対応がグダグダすぎて、あまりに酷いからなのでしょう
ですが、危機管理学部も日本大学の体質とまったく無縁ではなく、なかなか興味深い組織です


日大に創設された「危機管理学部」
内田前監督から選手に対して反則の指示があったかどうかが一連の問題の焦点になっているが、囲みの記者会見で内田前監督が見せた悪びれない態度には批判意見が多く集まっている。内田前監督は大学内でもアメフト部内でも逆らえる人がいない絶対的な存在で、日大の常務理事という理事長に次ぐ地位で人事を握っている。19日の記者会見でも、アメフト部監督については辞意を表明したものの常務理事退任については言及を避け、「誠意が感じられない」と批判が続いている。
「日大には『危機管理学部』なる学部が2016年4月に発足していますが、この学部は別名”天下り学部”といわれ“霞が関”や“桜田門”と強いつながりがあるのです。霞が関とパイプを深めた日大の田中英壽理事長は、警察庁、法務省、防衛省、国土交通省のサポートを受けることで、文系初の危機管理学部の体制を整えることに成功しました。
その結果、危機管理学部は初代学部長こそ日大卒ですが、教授の大半が東京大学卒。しかも10人の教授のうち6人が官僚OB(警察、法務各2、国交、防衛各1)です」(事件ライター)
ちなみに警察庁OBは山梨、熊本、埼玉の各県警本部長を務めた金山泰介氏と元埼玉県警本部長の茂田忠良氏、法務省OBは元入管管理局長の髙宅茂氏と元東北公安調査局長の安部川元伸氏だ。しかも大学のリスク管理には、週刊誌の元デスクが経営する会社と顧問契約しているだけでなく、広報部の顧問に共同通信の元論説委員長を雇ったりしている。
これだけの“こわもて”が顔をそろえていれば、“かんさいがくいん”のタックルなど恐くないのかもしれない。
(まいじつの記事から引用)


ここであの日大内田前監督の記者会見を仕切った白髪の男性、日大広報部顧問にして共同通信元論説委員長米倉久邦が登場します
日大が危機管理学部に警察OB,法務OBといった強面の面々を揃え、威容を誇ろうとしたのと、対マスコミ用として元共同通信論説委員長をl広報部顧問に迎えたのは共通する動機、と考えられます
ベテラン業界人である米倉久邦ならマスコミを抑えられる、記者たちに睨みを利かせられると期待したのでしょう
しかし、日大内田前監督とコーチが臨んだ記者会見は、米倉久邦の仕切りの悪さでグダグダの展開になり、かえって日本大学の評判を落とす結果となりました
そもそも現場で取材に取り組んでいる若い記者たちは、世代の差がありすぎて米倉久邦を知らなかったわけで
民間企業における危機管理には警察や防衛省のOBだけで事が足りるものではなく、率直な謝罪や相手に歩み寄って和解を引き出すテクニックも必要です
それは広報部顧問の米倉久邦にできるはずもなく、強気一辺倒で押し通そうとしたがゆえに混乱を招き、危機を拡大するという誤りを犯しました
官僚OBとか、権威に頼り切った危機管理学部がうまく機能するとは思えません広報部の在り方も見直すべきでしょう

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