今市女児殺害事件を冤罪扱いする朝日新聞

さて、猛暑続きで体力をじわじわと奪われる日が続きます。もう若くはない身に、この暑さは辛い限りですが、皆さまはいかがでしょうか?
連日、今市での女児殺害事件について言及しています。今回は遡って1審となった宇都宮地方裁判所の判決を批判する朝日新聞日光支局長の書いた記事を紹介します
朝日新聞はこの事件の犯人とされる勝又拓哉被告を冤罪、と判断して扱っています
長文の記事なので一部のみ、引用させていただきます。全文を読みたい方は下記のアドレスへアクセス願います


今市事件 法廷にたちこめる「霧」の正体
宇都宮地裁の奇妙な判決文に疑問をもった記者が追う「一審有罪」の問題点
(前略)
そもそも私がこの「今市事件」に首を突っ込むきっかけになったのは、判決文を見たことだった。それは、市民が裁判員として参加する裁判員裁判だった一審の宇都宮地裁(松原里美裁判長)が、一昨年(2016年)4月8日に勝又被告に下したもので、実に奇妙なものであった。
「客観的事実のみから被告人の犯人性を認定することはできない」。判決文の9割は、大筋でこんなふうな無罪のトーンで文章が構成され、ラストの部分でいきなり有罪になっていた。まるで法廷に霧がかかり、何も見えないような……。
「何だ、この判決文は!」。そう思ったのは、私だけではないはずだ。
(中略)
一審の裁判は、自白以外にこれといった証拠がなかった。検察官が取り調べをして作成した調書の任意性と信用性を判断するための補助的証拠として再生された録音・録画映像が、実質証拠になるという一悶着が起き、刑事手続き上の問題が表面化した裁判であった。また、捜査段階で自白したとされた勝又被告が、一審の初公判で裁判長が被告に「起訴事実に相違ないか」を聞く罪状認否の段階で、「殺していません」と無罪を主張した否認事件でもあった。
一審が有罪と認定した犯行に至る経緯と罪となる起訴内容はこうだ。
勝又被告は、かねて女の子に性的興味を抱いていた。女の子を拉致してわいせつ行為に及ぼうと考え、さらえそうな女の子を探して自分の車を運転。05年12月1日午後2時38分ごろから同3時ごろまでの間に、同県今市市内の大沢小付近の路上を一人で下校中の女児を見つけ、抱きかかえ無理やり車に乗せ、同県鹿沼市内の自宅に連れ込み、全裸にしてわいせつ行為を行うなどした。
翌2日未明に女児を車に乗せ、茨城県常陸大宮市三美の山林に連れて行った。勝又被告は、自分が行った拉致やわいせつ行為の発覚を恐れて、同日午前4時ごろ山林の西側林道で殺意を持って女児の胸をナイフで多数回突き刺し、心臓を損傷させて失血死させ、すぐにそばの山林に捨てた。宇都宮地検は、いわゆるわいせつ行為の発覚を恐れた殺害であると、犯行目的についてのシナリオをつくった。
(後略)


記者は犯行を裏付ける証拠であるところの、ナイフや犯行時に使ったとされるスタンガン、また被害者が下校中に身につけていた衣類や運動靴、黄色のベレー帽、赤色のランドセルなど遺留品は何一つ見つかっていない点も批判しています
つまりこの裁判は犯行を自供したとされる取調べ時のビデオ映像を唯一の証拠とし、強引に有罪判決へと舵を切った…と朝日新聞の記者には映ったのでしょう
さて、物証がないと書かれているものの、勝又被告がナイフマニアで多くのナイフを所有していた事実があります。そして勝又被告のパソコンからは大量の児童ポルノ画像が見つかっており、小児性愛の傾向があった事実は朝日新聞の記者でも否定はできないではずです。が、日光支局長はそうした都合の悪い事実には一行たりとも触れません
さらに殺害された吉田有希ちゃんは事件2週間前、自宅近くの駅周辺で誰かと待ち合わせしていており、周囲の人には「目のきれいなお兄ちゃんと約束している」と語っています
勝又被告の写真を見ると、「目のきれいなお兄ちゃん」が、勝又被告本人であるとの印象を強くします
勝又被告は有希ちゃんと数度、接触し、顔見知りになった上で車に乗せ、連れ去ったのではないか、と思えるのです
都合の悪い事実には言及せず、読者を「冤罪」説へとミスリードするやり方は、いかにも朝日新聞らしいと言えます

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