韓国天才少年の末路 大学院で成果なく兵役へ

韓国の天才少年・天才少女好きはすでにおなじみでしょうが、さんざん持ち上げられた彼ら、彼女らの行く末は必ずしも成功譚では終わりません
わずか8歳で大学への入学が認められ、最年少で博士号取得が可能と太鼓判を押されていたソン・ユグンについてはこれまで何度か言及してきました
2度の論文盗作疑惑で、すっかりその看板が剥がれてしまった感があります
ブラックホールの研究をテーマにして大学院生活を送っていたソン・ユグンが、卒業のための博士学位論文最終審査で不合格になったと報じられています


科学英才1人もまともに育成できない韓国式教育システムの問題だろうか。8歳で大学に入学したIQ187の「天才少年」ソン・ユグンさん(21)が結局、博士課程を終えられず学校を離れることになった。
科学技術連合大学院大学校(UST)によると、ソンさんは6月、卒業のための博士学位論文最終審査で不合格になったことが分かった。ソンさんは2009年、修士・博士統合課程でUST韓国天文研究院キャンパスに入学したが、卒業年限の8年以内に博士学位を取得できず、結局、2018年前期学位が終わる今月末で卒業でなく「修了」となった。
ソンさんは12月に現役兵として軍に入隊する予定という。今後、博士学位を取得する場合、軍服務を終えた後に別の大学の学位課程に入学しなければならない。
USTの関係者は「ソンさんがブラックホールをテーマにした博士学位論文の発表で審査委員の質問に正確に答えられないなど基本的な部分が身についておらず、審査で不合格処理となった」と話した。
ソンさんは6歳でアインシュタインの相対性理論を理解し、大学レベルの微分・積分問題を解いて話題になった。
2015年には英国の天体物理学ジャーナルに発表したブラックホール関連の論文に盗用疑惑が浮上し、翌年11月に論文が公式撤回される危機を迎えた。
当時ソンさんは「特に残念とは思わない。1カ月後に新しい論文を発表するので卒業自体にいかなる問題もない」と語った。ソンさんはその後、指導教授なくUST博士課程の学生として日本・台湾の天体物理学者らのサポートを受け、台湾の関連研究所で研究を続けた。
(中央日報の記事から引用)


2009年に修士課程と博士課程を統合したエリート科学者養成の科学技術連合大学院に進んだものの、8年の間に2つの盗作論文を発表しただけ、という侘しい結果しか残せなかった…という話です
周囲の期待が大きすぎたとも言えますが、一方で「作られた天才」というイメージも湧きます
通常、大学院生レベルで世界を驚嘆させるような新発見をする、などという可能性は皆無です。研究者としての入り口に立てれば十分でしょう
しかし彼の場合、それでは駄目なのであり、学位請求論文で画期的な成果を求められ、応じることができなかったと推測されます。空回りし続けた結果かもしれません
日本でも飛び級で千葉大学に入学した男性が、その後、研究職を辞してトラック運転手をしているとの報道がありました。研究職よりも収入が多く、安定しているのだとか
大学院を出ても、博士号を持っていても、非常勤講師で食いつなぐしかない現状があるのですから、難しいものです

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