逃走した小林容疑者確保 保釈した裁判所の責任は

横浜地裁で有罪判決を受けた小林誠被告は釈放された身であったため、横浜地方検察庁が収監状を持って身柄を拘束しに出向いたのですが、刃物を振り回して逃走し、その後も逃げ続けていました。横須賀市内で身柄を確保されるまで4日間、逃げ回っていたことになります
さて、裁判所はなぜ、小林被告の釈放を認めたのか、疑問視されるのは当然でしょう
微罪の場合、拘置所に収監されたまま裁判を受けるのではなく、保釈されて出廷するというケースがあります。裁判所が罪証隠滅のおそれがないとか、逃亡のおそれがないと判断すれば、保釈を認めるからです
しかし、小林誠被告を「逃走のおそれがない」と判断したのなら、大間違いであったと証明されたわけで、保釈を認めた裁判官の判断が問われます


窃盗罪などで実刑が確定し、横浜地検が収容しようとした保釈中の小林誠容疑者(43)が逃走した事件。今も逃げ続けている小林容疑者は、過去に複数の凶悪事件で実刑判決を受けていた。横浜地検の対応に批判が集中しているが、そもそも保釈を認めたのは裁判所だった。小林容疑者に逃げ出すチャンスを与えた裁判所に対し、責任を追及する声が上がる可能性もありそうだ。
関係者によると、小林容疑者は過去にも、傷害致死や強姦(ごうかん)致傷、監禁致傷、覚せい剤取締法違反、窃盗などの罪で複数回、実刑判決を受けていた。
刑事訴訟法は被告らから保釈請求があった場合、証拠隠滅の恐れがある場合などを除き保釈を認めなければならないと規定。「権利保釈」と呼ばれるものだが、小林容疑者は長期3年以上の懲役または禁錮に当たる罪を犯しており、例外として保釈は認められない。
ただ、健康状態や裁判準備など被告の不利益の程度を考慮し、裁判官は裁量で保釈を認めることができる。今回は、この「裁量保釈」で認められていた。
近年、保釈中に被告が逃走する事件が後を絶たず、社会問題化しているが、逆に全国の地裁、簡裁が保釈を認める割合は増加。2008年の14・4%から17年には31・3%と10年間で倍増した。
今年3月には、殺人罪で懲役11年の実刑判決を受けた被告の保釈が認められたというケースもあった。収監の際に抵抗されることも少なくなく、検察関係者からは逃亡の恐れを考慮するよう求める声も上がっている。
さあ、裁判所はどう出る?
(ZAKZAKの記事から引用)


ちなみに小林誠被告は少年時代、暴走族のメンバーとして殺人事件を起こし、少年院に収容されています。車をバックさせ、暴走族の少年を轢き殺すという事件を起こしたためです
以降、さまざまな事件を起こし服役したことのある札付きの人物、として地元で知られた人間です
なぜ、そのような人物の保釈を認めたのか、裁判官の判断理由を聞きたいところです
収監状を手に出向いた横浜地検の検察事務官も事件調書は目にしていたはずで、小林被告の危険性を認識していたからこそ、神奈川県警に応援を求め、警察官帯同で身柄確保に向かったのでしょう
が、逃げられてしまいました。その後、刃物を持って逃走している凶悪犯、との扱いで小中学校を休校にするなど、大騒ぎになった次第です
検察庁のミスとか、神奈川県警の失態と指摘する声はあるものの、やはり保釈を認めた裁判官の判断の誤りこそ、最大の要因でしょう

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