死刑執行 強盗殺人の庄子幸一死刑囚ら2名

8月2日、法務省は鈴木泰徳死刑囚(福岡拘置所収監)と庄子幸一死刑囚(東京拘置所収監)の2名について、死刑を執行しています
一部には、「新天皇即位による恩赦が実施されるので、それ以前の死刑執行はない」などと根拠のない話をする人もいますが、死刑が確定するような重大犯罪を犯した者に、国民の慶事である新天皇即位による恩赦は馴染まないのであり、死刑囚が減刑されて無期懲役になるとか、死刑囚が恩赦によって釈放されるといった事態はあり得ません


山下貴司法相は記者会見で「いずれも落ち度のない尊い命を奪った残忍な事案。慎重な検討の上、執行を命令した」と述べた。執行を命じる書面には7月31日に署名したとし、両死刑囚の再審請求の有無については答えなかった。鈴木死刑囚に関しては「家族にとってかけがえのない被害者を殺害し、一瞬にして平和な家庭を崩壊させた結果は極めて重大だ」と指摘した。
確定判決によると、鈴木死刑囚は04年12月、福岡県飯塚市の公園で専門学校生、久保田奈々さん=当時(18)=を絞殺したほか、北九州市の路上でパート従業員大中敏子さん=同(62)=を刺殺して現金入りのバッグを強奪。05年1月には福岡市の公園で会社員の福島啓子さん=同(23)=の背中などを刺して殺害し、バッグを奪った。
庄子死刑囚は交際していた女=無期懲役が確定=と共謀。01年8月に女の知人の林弘子さん=同(54)=の首を絞めるなどして殺害し現金などを奪った。同9月には女の知人の大沢文子さん=同(42)=を浴槽に沈めて殺害し金品を奪った。
第2次安倍政権での死刑執行は計38人。今年11月には皇位継承に伴う重要な祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」があるため、しばらく執行は控えられるとの見方もあった。死刑確定から執行までの期間は鈴木死刑囚が8年4カ月、庄子死刑囚は11年8カ月。死刑確定者は、現在釈放中の袴田巌さんを含め111人おり、うち82人が再審請求している。
■「つらく、長かった」 福岡3女性殺害遺族らの傷深く
鈴木泰徳死刑囚の刑が執行された2日、遺族や被害者を知る人はやりきれない思いを口にした。「戻ってくるわけではない」「無念は晴れない」。事件から15年。遺族にとっては一つの区切りでしかなく、深い心の傷は今も残る。
「やっとか、長かった」。最初の被害者となった久保田奈々さん=当時(18)=の父寿さん(62)は淡々と語った。「自宅では常に奈々の写真を身近に置き、好物だったギョーザなどを作った時は供えています」
難病を克服し、声優になる目標を持ちながら飯塚市の歯科技工士の専門学校に通った。クラス担任だった喜瀬直樹さん(43)は「明るくまじめな子。友達も多かった」と振り返る。
クラスメートたちは今も時折集まり、喜瀬さんも加わる。「記憶から消さないため、心の中で思い続けよう」。皆で奈々さんへの思いを新たにするという。刑の執行には「奈々ちゃんが戻ってくるわけでもないし…」と言葉少なだった。
北九州市小倉南区で犠牲となった大中敏子さん=同(62)=の夫(76)は「つらく、あまりにも長い期間だった」と話した。福岡地裁判決後に息子2人が結婚。「妻が生きていればどんなに喜んだか。(刑執行は)一つの区切りにはなった。それでも、妻のいない日々は変わらない」と静かに語った。
福岡市博多区で被害に遭った福島啓子さん=同(23)=は客室乗務員になることを夢見ていた。北九州市立大に在学時は、熱心に経営学のゼミを受講した。ゼミを担当した斎藤貞之名誉教授は「どうして被害に遭わなければならなかったのか。(刑執行は)半分は良かったと思うが、無念さは晴れない」と声を落とした。
(西日本新聞の記事から引用)


鈴木死刑囚の、手当たり次第に女性を襲う手口は見境いなしと表現するしかありません。仕事帰りの女性や学生が大金を持ち歩いているはずはないのであり、まったく理屈に合わない凶行です。当時、35歳だった鈴木死刑囚は数百万円もの借金を抱えており、切羽詰まっていた状態にあったため、数万円でも奪おうとしたのでしょう
週刊誌「フライデー」が鈴木死刑囚の犯行当時について記事にしていますので、関心のある方は一読願います

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