岡山少女殺害事件を考える 公判前争点整理でも全面否認

長年未解決であった事件の1つ、2004年に岡山県津山市内で小学3年生の女児を殺害した容疑で起訴された勝田州彦被告の公判前整理手続きが行われ、容疑を全面否認して争う方針だと報じられています
前回、当ブログで取り上げた際(2018年6月)にも犯行を否認する姿勢を示していましたので、とことん争うつもりなのでしょう


15年前、岡山県津山市で当時小学3年生の女の子が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた男の弁護側が無罪を主張する方針であることが分かりました。
殺人と強制わいせつ致死などの罪に問われているのは、勝田州彦被告(40)です。
勝田被告は2004年、津山市の住宅に侵入して当時小学3年生の女の子に暴行を加えた時に抵抗されたため、刃物で胸や腹を多数回刺して殺害した罪に問われています。
12日、岡山地裁で第1回公判前整理手続きが行われました。勝田被告の弁護人は事件当時、被告が現場や津山市にいたことを裏付ける証拠が示されていないなどとして、無罪を主張する方針です。
勝田被告は逮捕直後、首を絞めたことは認めたものの、殺害については否認。その後の調べで刃物で刺したことを認める供述をしましたが、一転して、「うその供述をした」と話していました。
(KBS瀬戸内放送の記事から引用)


時系列に沿って書くと、逮捕に至ったのが2018年5月です。当時、大阪刑務所に服役していた勝田被告が犯行をほのめかす発言をしていたため、身柄を岡山刑務所に移し、岡山県警の警察官が任意での事情聴取を行いました
任意とはいえ、深夜にまで及ぶ執拗な取り調べになったようで、そこに勝田被告は反発しているようです。供述は長時間に及ぶ違法な取り調べによるもので、任意性はないと弁護人は主張しています
2018年10月には起訴前の鑑定留置(精神鑑定)が終了し、責任能力に問題はないとして岡山地方検察庁が勝田被告を起訴しています
そして現在、2019年9月の段階で公判前の争点を整理する手続き中ですから、年内に公判が始まるか微妙なところです
全面的に争う方針なので、検察は公判の場で証拠申請を行って各種の調書や証拠品を提示し、弁護人と検察官が丁々発止のやりとりをすることになります
これまで複数の女子小学生や女子中学生を襲う事件を起こし、怪我を負わせてきた勝田被告ですが、過去の事件はそれぞれ裁判で刑を受けていますので、今回は本件犯行のみで争われます
すべての事件を通算すれば死刑の求刑もありえるところながら、本件のみでは無期懲役が相場でしょう(勝田被告の地元では未解決の少女への傷害事件が2つあると報じられているものの、残念ながら警察が立件するとは思えません)

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