高槻少女殺害事件を考える23 「控訴取下げ無効」で控訴審開始へ

寝屋川市に住む平田奈津美さん=当時(13)と星野凌斗さん=同(12)を殺害し、遺棄したとして死刑判決を受けた山田浩二被告は、自ら控訴を取り下げ、死刑判決が確定していました
しかし、山田被告の弁護人が「控訴の取り下げは無効である」との訴えを起こし、大阪高等裁判所がこれを認める決定をした、と報じられています。控訴の取り下げたのは山田被告が大阪拘置所内で刑務官と口論になった挙句であり、実に身勝手な理由です。裁判所も検察も山田被告の身勝手な言動に振り回されるのであり、いい加減にしろと言いたくなります


大阪府寝屋川市で平成27年、中学1年の男女が殺害された事件で、1審大阪地裁の死刑判決に対する控訴を自ら取り下げて死刑が確定した山田浩二死刑囚(49)について、大阪高裁(村山浩昭裁判長)は17日、取り下げを無効とする決定をした。山田死刑囚の弁護人が取り下げを無効とするよう高裁に申し入れていた。検察側は決定に対し異議申し立てなどができるが、無効が確定すれば控訴審が開かれ公判が続く。控訴取り下げの無効が認められるのは異例。
決定によると、山田死刑囚は5月18日、大阪拘置所(大阪市都島区)で借りたボールペンを時間内に返却せず看守と口論になった。その際の「えらそうに言うな」などの言動が調査対象とされ絶望的な気持ちになり、同日中に控訴を取り下げた。
村山裁判長は、山田死刑囚が控訴を取り下げた経緯について、自身の言動により懲罰が予想される事態になり自暴自棄に陥ったとしたためだとし、「通常あり得ない、常識では考えがたいもの」と指摘。後に山田死刑囚自身が深く後悔するようになったとして、「死刑判決を受け入れようとの考えや心情はまったく見受けられず、あまりに軽率」と述べた。
こうしたことなどから、山田死刑囚が取り下げることによる結果を忘れていたか、少なくとも明確に意識していなかった疑いがあると指摘。「取り下げの効力には一定の疑念があり、直ちに確定させてしまうことに強い違和感と躊躇(ちゅうちょ)がある」として、取り下げは無効と結論づけた。
弁護側は、取り下げは死刑判決による心理的影響などの可能性があると主張したが、村山裁判長は、精神科医らの意見を基に「自己の権利を守る能力が著しく制約されていたとみるのは困難」とした。
(産経新聞の記事から引用)


大阪拘置所内で山田被告と刑務官の間で何があったのか、報じる記事を見ていませんが、推測するにボールペンの貸与は夕食が配布されるまでの時間であり、それまでに返納する規則です。山田被告はそれに従わず、返納を求める刑務官と言い争いになったのでしょう
山田被告にすれば控訴趣意書をボールペンで清書しているところであり、「もう少し待て」と言いたかったのかもしれません
控訴趣意書には大阪府警の取調べ中に受けた暴力や、検事からの脅迫、そして大阪地裁判決の間違いなど、これでもかと書き連ね長文になっていたと思われます(山田被告の性格からして)
そこで上記の刑務官との言い争うとなり、「もうええわ」と勢いで控訴を取り下げた…という経緯でしょうか?
後日、弁護人から説得されても、「もうええわ」と突っぱねていたのでは
繰り返し説得され、ようやく「控訴の取り下げは無効」と訴えることに同意したのでしょう
控訴するならさっさと控訴期限までにすればよいのであり、グダグダとゴネるのは大間違いです
たとえ控訴したところで、大阪地裁判決をひっくり返すような新証拠や新証人を出せるはずはないのであり、時間の無駄であり国費の無駄です
せいぜい情状を訴え、死刑を回避するよう泣きつくしかできないのは明らかであり、見苦しいと言わざるを得ません
大阪高裁で再び土下座パフォーマンスをするつもりなのか、と言いたくなります

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