前橋スナック殺人事件死刑囚が拘置所内で自殺

2003年群馬県前橋市内で暴力団同士の抗争により銃撃事件を起こしたとされ、死刑が確定している元暴力団組長矢野治死刑囚が拘置所内で自殺したと報じられています
以前に、この矢野死刑囚が男性2人を殺害したと自白する書面を警視庁に出し、捜索の結果遺体が発見されたという事件を当ブログで取り上げました
死刑の確定した男が、刑の執行を免れるため余罪を自白し、取調べから裁判、刑の確定まで時間稼ぎとしようと目論んだものと推測を述べたのですが、そこは検察も裁判所も理解していたのでしょう。裁判では矢野死刑囚が一転して無罪を主張し、争う構えを示したものの、裁判はあっさりと終わり、東京地裁が2018年に無罪判決を言い渡しています
遺体が発見されるという犯罪事実があったにも関わらず、検察側も無罪判決に控訴せず、刑は確定しています。既に別件で死刑判決が確定している以上、控訴して争う必要はないとの判断でしょう。さらに言えば、矢野死刑囚の時間稼ぎに付き合う必要はないとの判断です


平成15年に前橋市のスナックで4人が死亡した拳銃乱射事件で、殺人罪などに問われ、刑が確定した指定暴力団住吉会系元会長の矢野治死刑囚(71)が26日、東京拘置所内で死亡したことが関係者への取材で分かった。自殺とみられ、法務省が詳しい状況を調べている。
確定判決によると、矢野死刑囚は元暴力団幹部の小日向将人死刑囚(50)と山田健一郎死刑囚(53)に、対立していた元暴力団組長の殺害を指示。15年1月、前橋市のスナック店内で拳銃を乱射して客3人を殺害、元組長ら2人に重傷を負わせ、店の前にいた元組長の護衛役1人を射殺するなどした。
26年の死刑確定後には、8~10年にいずれも不動産業の男性2人の殺害に関わったと告白。これに基づき、神奈川県と埼玉県の山中で2人の遺体が見つかったが、公判では無罪を主張し、東京地裁は30年12月、「告白の目的は死刑執行の引き延ばしだ」などとして無罪を言い渡し、検察側が控訴せず確定した。
(産経新聞の記事から引用)


遺書などが残されていたのかどうか、法務省は明らかにしていません
しかし、状況から見れば矢野死刑囚は死刑執行を怖れていたものと考えられます。死刑の恐怖から逃れるつもりで余罪を自白したものの、あっさりと無罪判決が確定確してしまい、執行に怯える日々…。恐怖に抗えず自死を選択したと
71歳なら死刑が執行される可能性があり、自分の順番は近いと思い極めていたとして不思議はありません
ただ死刑囚ですから刑が執行されるべきであり、自死を許すのは大間違いです。当然、東京拘置所の所長以下、当日の舎房の勤務者まで責任が問われます

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