実の娘と強制性交 控訴審で逆転有罪判決懲役10年

愛知県で実の娘を中学生の時から繰り返し強姦し、準強制性交等罪に問われた被告の男(50)の控訴審判決があり、無罪とした1審名古屋地裁岡崎支部判決を破棄し、懲役10年(1審の求刑は同10年)を言い渡しています
長期間に渡って実の娘を性欲のはけ口にしてきた鬼畜の犯行であり、懲役10年でも生温く感じられ、不快感だけが残ります
被告である実父は有罪判決を不服として、最高裁に上告しており、反省の欠片もないのでしょう
文春オンラインがこの事件の判決について言及していますので、取り上げます
長文の記事なので、一部のみ引用します。全文を読みたい方は文春オンラインへアクセス願います


19歳の娘へ性虐待の実父「逆転有罪」に 地裁の「無罪」で明るみに出た、現行法の問題点
(前略:1審判決の解説)
高裁で逆転判決が出た理由
高裁の判決理由をまだ読むことができていないが、報道で見る限り、控訴審で追加された証拠は、小西医師の証言だけである。今回、逆転有罪判決が下ったのは、この新証拠による可能性が高い。詳しく見てみよう。
高裁では、精神科医の小西聖子医師が、被害者の心理状態について、3日以上かけて鑑定を行い、法廷で、鑑定証人となった。
小西医師は、内閣府犯罪被害者等施策推進会議の委員、法務省法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会の臨時委員などの政府委員を歴任し、性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ(第8回)でも、講演を行っている。
小西医師は、長期にわたる性的虐待の影響によって、被害者が学習性無力の状態にあった旨の証言をしている。高裁は、この証言によって、地裁とは異なる「経験則」を用いて、「抗拒不能」であると認定した可能性が高い。
また、2017年7月刑法改正の附帯決議に基づき、最高裁では裁判官を対象に、性犯罪被害者の心理について、精神科医・被害者本人等による研修が行われている。こうした取り組みにより、裁判所の「経験則」が変化したことも理由となっているであろう。
(以下、略)

裁判の傍聴記から小西医師の証言部分を抜き取って紹介します

小西氏は、被害者に適応障害があったと診断。これは1審で証言した精神科医とは異なる診断となり、その理由について小西氏は、被害者の「回避」傾向が強く、聞き取りや診断に時間がかかるタイプであることを挙げた。小西氏の診断は3日以上かけて行われたという。
「回避」とは、恐怖を覚えるような出来事があったときに、それを思い出すことを避けるといった対処行動。「被害者女性の回避は著しく、被害時について考えないようにしている。また、被害者自身はその回避を理解していない」「一見淡々としているため、周囲に誤解を与えやすい」と複雑な心理状態を説明。これらが長年、性虐待を受け続けた被害者によくある傾向であることを述べた。
また、被害者が「(父親から)ペットのように扱われた」「人間として扱われていない」と被害感情を口にしたと証言。一方で、普段は事件を思い出さないようにしているため怒りなどの感情が表に出るまでに時間がかかり、診断1日目では、「(父親に)興味がない」「(父親が)どういう性格かわからない」と淡々と答えていたことなどから、PTSDの診断基準には当てはまらないものの、「話の仕方や感情の表現の仕方」が複雑性PTSDに見られる傾向であることを指摘した。

法律論はさておき、被害者の言い分とその心理状態をあまりに軽視した名古屋地裁岡崎支部の判決は、批判されて然るべきでしょう
被害者そっちのけで法律論やらその解釈論に終始する裁判など、酷いと言うしかありません
被告である実父は娘を溺愛した結果、近親相姦に及んだのではなく、単なる性欲処理の道具として扱っていたのであり、現時点でも反省などしていないのですから、ぞっとします。有罪判決を受け、自分を告発した娘への怒りで頭がいっぱいなのでは?
こどもの人生を踏みにじったという自覚もなく、ただ刑罰を課せられるのが不満で愚痴を垂れまくっていると想像します

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