赤軍派妻が旅券発給拒否した国を相手に訴訟

日本航空の旅客機「よど号」のハイジャック事件が1970年ですから、随分と古い話になります。当時、テレビのニュース番組で見ていましたので、自分も歳をとるわけです
「よど号」ハイジャック犯の妻が、北朝鮮に残る夫に会うため旅券を申請したものの、外務省が発給を拒否したのは憲法に違反すると、訴訟を起こしたと報じられています。相変わらず憲法を都合よく解釈し、自身の権利ばかりを主張する者がいるなと思い取り上げます


昭和45(1970)年の日航機「よど号」乗っ取り事件のメンバーの妻が、外務省から旅券(パスポート)の発給を拒否されたのは海外渡航の自由を保障する憲法に違反するとして、国に発給拒否処分の取り消しと330万円の損害賠償を求める訴訟を31日、東京地裁に起こした。
よど号事件は45年3月31日に発生し、この日で丸50年。共産主義者同盟赤軍派のメンバー9人が乗客・乗員を人質によど号を乗っ取り、北朝鮮へ渡った。現在も9人のうち4容疑者が北朝鮮に残っている。
妻の代理人によると、妻はメンバーの夫に会うため旅券を申請。これに対し外務省は平成30年5月、妻が事件の実行犯らと密接な関係を維持しており、「公安を害するおそれがある」として拒否処分を出したという。訴状では、妻の活動は4容疑者らの帰国を目的とし、「公安を害するおそれが客観的にあるとは認められない」と主張している。
(産経新聞の記事から引用)

この報道の数日前、産経新聞は北朝鮮にいる「よど号」ハイジャック犯メンバーを電話で取材し、記事にしています。ハイジャックを含む、当時の赤軍派の闘争は誤りだったと認める発言をするものの、日本人拉致には関与していないと否認しています

昭和45(1970)年3月、共産主義者同盟赤軍派の学生ら9人が日航機を乗っ取り、北朝鮮へ渡った「よど号」事件から50年を前に、よど号グループが産経新聞の取材に応じた。「ハイジャックを含め赤軍派の戦いは間違っていた」と総括する一方、メンバーが国際手配されている欧州での日本人拉致は「無関係だ」と主張。日本への帰国は「拉致の疑惑が晴れない限り不可能だ」とした。北朝鮮・平壌の「日本人村」で共同生活するメンバーを代表して若林盛亮(もりあき)容疑者(73)が電話取材に答えた。
若林容疑者は「理念のためなら、他人の命や犠牲はやむを得ないという考えは、絶対的に間違っていた」と振り返った。一方で北朝鮮での50年間について「アジアから見た日本を知れた。無駄ではなかったと思いたい」とした。
ウェブサイトや会員制交流サイト(SNS)でメッセージを発信、20代の若者らから批判を含めた投稿もあるが、「若者は政治に無関心で、学生運動もなくなったが、私たちの責任を考えれば批判できる立場ではない」。
欧州での日本人拉致事件は改めて関与を否定。今年2月、有本恵子さん(60)=拉致当時(23)=の母、嘉代子さんが94歳で亡くなったことについて「ご家族の心中を察するに余りあるが、本当に関与していない」と話した。
一方、1980年代に多くの日本人の北朝鮮渡航を斡旋(あっせん)したと明かし「通常の手続きで入国できない市民運動家などの依頼に応じた。多くの人が訪朝し、無理に連れ去る拉致の必要はなかった」と強調した。
拉致問題の最終的な解決には「全容解明」が不可欠だとし、相互の検証などが課題になるが、「日本側がどのように事実を受け入れるかが焦点になるのではないか」と述べた。
日本への帰国では「ハイジャックの裁判を受ける覚悟はある」としながらも、日朝関係の混迷で実現は困難だと指摘。メンバーは高齢で、帰国したとしても活動には限界があるとした。
(産経新聞の記事から引用)


北朝鮮が彼ら赤軍派メンバーを国内に留めているのは、彼らの身柄が日本との交渉カードになると見込んでいるのと、彼らを日本に引き渡せば北朝鮮による日本人拉致事件の真相が露見してしまうのを恐れているからだと推測されます
日本人拉致を指揮した金正日の悪だくみが露見しては北朝鮮の面子が丸潰れですから、とことん隠蔽しておきたいのでしょう
赤軍派メンバーも高齢化していますので、生きて日本には戻れないと覚悟をしているのかもしれません
その北朝鮮に残る赤軍派メンバーに会いに行くから旅券を発行しろ、と要求するのは憲法で保障された権利なのでしょうか?
テロリストを幇助することにはなるだけで、公序良俗に反する行為でしょう
外務省が旅券の発行を拒否したのは当然です。彼ら赤軍派はテロリストであり、犯罪者なのですから

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