小学生バレーボール部監督 体罰で永久追放

高校野球の監督やコーチによる体罰事件がたびたび報道されます。いかに報道が繰り返されようとも、監督やコーチが体罰を繰り返しており、さらにはそれを真似て上級生が下級生に制裁を加えるという暴力体質が延々と継承されているのが実態です
当然ながらそれは野球部だけに限らないのであり、およそスポーツ指導の場では体罰ありき、の日常が当たり前になっているわけです
さて、今日は大分県日出(ひじ)町の女子小学生バレーボール監督(小学校の教頭)による体罰事件を取り上げます
この日出町のバレーボールチームにおける体罰事件は何度か、報道されています。昨年、体罰が露見した際、監は1年間の指導資格停止処分を受けました。がそれで沈静化はせず、監督が保護者に命じて口裏合わせをしたとバレてしまい、再度調査の上で監督の永久追放が決まったと報じられています。このバレーボールチームは日出町にある複数の小学校の児童から成る、地域のチームという存在です


大分県日出町の女子小学生バレーボールチームの50代男性監督が、複数のメンバーに体罰をしていた問題で、県小学生バレーボール連盟(県小連)は16日、監督を永久追放処分にすることを決めた。また体罰の隠蔽(いんぺい)があったとして、チームに解散を勧告することも決めた。
県小連が同日の倫理委員会で決めた。監督は同町の小学校教頭も務めており、町教委は3月、暴力行為があったとして監督を文書訓告とする処分を決定。この日の倫理委も、監督の行為が、県小連が設ける罰則規定「行政責任をとるような体罰・暴力行為」に当たるとし、処分としては最も重い永久追放が妥当と結論付けた。処分が確定すれば、監督は上部組織の日本小学生バレーボール連盟(日小連)加盟のチームで指導できなくなる。
また県小連は、体罰がなかったように監督と保護者が口裏を合わせる隠蔽をしたことも問題視。日小連の規定に基づき「チーム解散」にすべきだと判断し、解散を勧告することも決めた。
関係者によると監督は2019年6月、練習中に「声が小さい」などの理由で、小学6年の女児ら3人を夜のグラウンドで10周走らせた後、平手で女児の頭をたたいた。
(毎日新聞の記事から引用)


そもそも昨年、監督に1年間の指導資格停止を決めた際、大分県小学生バレーボール連盟は初めて保護者や被害児童から事情聴取を行ったという杜撰な対応でした。つまり、これまでは被害児童に事情聴取すらしていなかったわけです
監督の釈明だけで事を済ませていたのでしょう
大分県小学生バレーボール連盟は組織としての体をなしていないのであり、指導の在り方の是非を論じる以前の問題です
「オレ様の指導は絶対だ」などと胡坐をかいている人間の集まり、と言うほかありません
しかも、この監督は小学校の教頭をしているのですから、体罰が教育現場では禁じられていると部下である教員に指導する立場です。そうした自覚すら欠いている人間が教頭を務めているのですから、呆れるばかりです
しかし、日出町での反応は真逆であり、「監督の体罰を連盟に告発した保護者が悪い」とされ、犯人捜しに躍起になっていたのだとか
保護者たちのSNSへの書き込みがインターネット上に載っています
「言いたい事ばかり言うな。調和しろ。我慢しろ」
「場活動の悪名が広まって、進学に影響したら責任取れよ!」
「大人しく言う事を聞いていれば体罰は無い。お分かり?」
「(連盟に)チクるんじゃねぇよ。監督がクビになったらどうするの?」
「縦社会の厳しさを小学生のうちから学べるなんて良い事じゃん」
「誰か知らないけどチクった奴は目障りなんで退部して下さい」
体罰があろうとバレーボール部で活躍し、将来はスポーツ特待生としての特権を手にすることを夢見ている親もいるのでしょう
しかし、縦社会なんだから体罰くらい当たり前、などと考えているようではセクハラもパワハラもなくなりません。監督の奴隷になってスポーツに明け暮れる生活を、そこまで神聖視する価値観が自分には理解できないのです

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