福岡女性転落殺人を考える2 復讐に執着

福岡県八女市で2015年4月、女性が橋から転落させられ、殺害された事件を複数回に分けて取り上げます
逮捕され、起訴されたのは佐久田なつきは、現在進行中の裁判で殺人容疑を全面的に否認し、争っています
今日は事件の経緯を振り返ってみましょう


色恋沙汰に絡む事件は女の方が残虐な場合が多いようだ。
「あの女にすべてを奪われた」
逮捕前、風俗嬢の女は事情聴取に対し声を絞り出すように語ったという。
昨年4月、福岡県八女市の山中に架かる耳納大橋の60メートル下で、同県久留米市に住む飲食店従業員・池田麻里さん(当時25)の遺体が発見された事件。福岡県警は6月20日、風俗店従業員の佐久田なつき容疑者(29=福岡市博多区)を殺人の疑いで再逮捕した。
「池田さんの事件を捜査している過程で、佐久田容疑者が昨年4月4日未明、同居していた元交際相手のA氏(29)に大量の睡眠薬を飲ませ、ロープで首を絞めて殺そうとしたことが発覚した。これにより佐久田容疑者は5月20日、殺人未遂容疑で逮捕、起訴されていたのです」(捜査関係者)
この捜査関係者によれば、A氏への犯行は切り出された別れ話が原因と見られているという。
「佐久田容疑者とA氏、そして池田さんは一昨年の秋頃から3人で同居をしていた時期があった。佐久田容疑者はその別れ話の理由が、A氏と池田さんの関係によるものと一方的に思い込み、A氏の首を絞め、さらに池田さんへの犯行に至ったようです」(全国紙社会部記者)
佐久田容疑者は沖縄県の出身。地元の商業高校を卒業後、専門学校で会計処理の資格を取るため福岡県に出たという。
「しかし、すぐに挫折して水商売に入り、最近では風俗嬢で生計を立てていた。一方、久留米市出身の池田さんは6人兄弟の長女。高校時代からアルバイトで得た収入で家計を助けていたそうです」(地元記者)
その2人が久留米市内の同じ飲食店で勤め始めたのは約3年前だった。
「ほどなく2人はマンションで同居するようになり、その後、佐久田容疑者が店で知り合い、付き合い始めたA氏も一緒に住むようになったのです」(佐久田容疑者を知る飲食店店主)
池田さんの体内から、佐久田容疑者が所持していた睡眠薬と同じ成分が検出されたことが再逮捕の決め手となったが、再逮捕後は黙秘を続けているという(6月26日現在)。
「佐久田容疑者は事件後すぐに久留米から福岡に引っ越し、今年1月には新しくできたという彼氏との画像を掲載し、ハイテンションなコメントを残している。それが自分をごまかすためなのか、異常な二面性を持ち合わせているからなのかは、まだ分かりません」(前出・全国紙記者)
(週刊実話の記事から引用)


池田麻里さん殺害から逮捕まで相当の事件が経過しています。福岡県警は池田さん殺害容疑で佐久田被告を早い段階から容疑者としてマークしていたようですが、殺害を立証する決め手がないため任意での事情聴取を行っていました。元交際相手に対する暴行が発覚したのを絶好の機会と見て、殺人未遂の容疑で逮捕したのでしょう
被害に遭った男性は元々、佐久田被告と交際しており、その後はマンションで一緒に暮らすようになった池田さんに乗り換えようとしたのか、あるいは佐久田被告がそう邪推したのか?
いずれにしろ、佐久田被告は激情に駆られ男性と池田さんを殺害しようとしたわけです
若い人にありがちな男女交際のもつれを絵に描いたような展開です(ただし、喧嘩にはなっても相手を殺そうとまではしないでしょう)
それだけ佐久田被告は他人を恨み、憎む嫉妬深い性格の持ち主であり、残忍な復讐を加えないと気が済まないねちっこい気性を備えていると考えられます。逮捕されようと裁判にかけられようと自らの非は認めないわけで、なかなかのワルです
こうした佐久田被告の行動、思考は1日で出来上がるものではなく、生まれてから事件を起こすまで時間をかけて形成されていったに違いありません
佐久田被告は解離性同一性障害であると主張し、今年の6月26日に開かれた初公判で裁判長から名前を聞かれた際、「解離性同一性障害の交代人格のゆきのです、戸籍上は佐久田なつきです」と答えています
本当に解離性同一性障害であるならば、過去に人格の交替が何度も起こり、友人知人、家族がそれを目撃しているはずです。佐久田被告は人格交替の目撃者を証人として立てることができるのでしょうか?
逮捕されて、思いつきで(テレビドラマで見た、とか)解離性同一性障害を演じることにしてのではないか、というのが自分の直感です。しかし、公判の様子を伝える報道をいくつか読んでみると、佐久田被告は公判前に精神鑑定を受けており、鑑定人の言を借りると事件前に「解離性同一性障害」との診断を受けていた、と書かれています
佐久田被告が本当に解離性同一性障害なのかどうか、事件への影響はどうなのか、語ると長くなりますので次回に回します

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