鹿児島5人殺害事件を考える 死刑判決

鹿児島県で親族、知人ら5人を素手で絞殺し、遺棄した岩倉知広被告の判決公判があり、鹿児島地裁は死刑判決を言い渡しています
主文を後回しにして判決理由の朗読に入り、最後に裁判長が「被告人を死刑に処す」と告げたところで岩倉被告は激昂し、検察官席の後ろに座る親族に飛びかかろうとして静止される事態になりました


2018年、鹿児島県日置市で5人が殺害された事件で殺人などの罪に問われ、11日に死刑判決を受けた男が、主文の言い渡しを受けた直後に法廷で暴れ出し、刑務官に取り押さえられました。
死刑判決を受けたのは、日置市東市来町湯田の無職、岩倉知広被告(41)です。
判決によりますと、岩倉被告は2018年3月から4月にかけての1週間に、日置市で父親や祖母ら親族4人を含む男女5人を相次いで殺害しました。
11日午後3時から始まった判決公判では、主文の言い渡しが後回しとなり、判決理由が先に読み上げられました。
そして、午後3時20分すぎに「被告人を死刑に処する」との主文が言い渡され、裁判長が控訴手続きについて説明を始めると、岩倉被告が検察官の机越しに検察側に飛びかかろうとしました。
検察側の席には検察官2人がいたほか、その後方には被害者参加制度により被害者遺族の男性2人がいましたが、鹿児島地裁によりますと、けがなどはありませんでした。
岩倉被告は検察官の席付近の床の上で刑務官にいったん取り押さえられましたが、まもなく再び暴れ出し、刑務官4人に制圧されました。
裁判はそのまま閉廷となりました。
岩倉被告は閉廷後も親族を名指しして「ゆるさないぞ」などと大声をあげ、5分以上にわたって制圧される状態が続きました。
裁判では岩倉被告の精神障害が指摘されましたが、判決は「事件に影響があったことは否定できないが、程度は軽微」などと判断しています。
(鹿児島放送の記事から引用)


通常、被告に付きそう刑務官は左右両脇に2人です。今回は法廷に4人いたのですから、岩倉被告が暴れるのを想定していたのでしょう
NHKの報道によれば、「被告は裁判で、殺害した親族たちから嫌がらせを受けていたなどとする主張を続け、裁判の審理についても、判決直前のNHKの取材に対し『迫害を受けていたことを調べてくれていたと思ったのに、全く触れてくれなかった。衝撃の展開だった』などと述べて、不満をうかがわせていました」とあり、相当ストレスが溜まっていたのでしょう
自分の予想としては、検察が死刑を求刑するものの、裁判官は精神疾患の影響を認め無期懲役を言い渡すのではないか、と考えていました
上記の法廷での振る舞いを見れば、岩倉被告がまともな精神状態ではないと判断せざるを得ないのであり、裁判官がそれを認めなかったのは不可解です
裁判官や検察官は法廷での仕事を終え、「やれやれ」で済むのですが、岩倉被告を収容している拘置所の職員にとっては厄介です。法廷から戻ってきても暴れ、暴言を吐きまくる岩倉被告を24時間見なければいけないのですから。岩倉被告に金属手錠と革手城をかけ、防声具もつけて身動きを封じ監視を続けているはずです
それでも暴れ続けようとするなら、医師の手を借りて鎮静剤を注射するでしょう

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