韓国での「鬼滅の刃」批判

日本で一大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」の劇場版「無限列車編」が韓国でも公開されています
さて、お約束ですが、韓国における「鬼滅の刃」批判を取り上げます。彼らの言い分など無視して構わないのですが、ネタとして記録し残しておこうと思います
言うまでもなく、文在寅政権が煽って始めた「日本製品不買運動」はまだ継続中です。どこまで続けるのか、いつまで続けるのか、到達地点も不明な運動であり、終わりも見えません。「対日貿易赤字が続いており、けしからん」との事由で始まったのですが、昨年の日韓貿易収支は韓国側の208億4000万ドルの赤字であり、一昨年より16億ドルあまり赤字幅は拡大しています
民間人が日本製品不買を繰り広げたところで、工業用素材や部品を大量に輸入する対日依存経済という根本は変わらないのであり、対日貿易赤字からの脱却など不可能です。しかし、そんな不都合な現実から目をそらし、一般国民に「日本製品を不買しろ、ボイコットだ」と文在寅政権は煽っているのです
ではデイリー新潮の記事から一部、引用します

韓国『鬼滅の刃』公開で空前ブーム、“旭日旗”と指摘された「耳飾りデザイン」変更に批判殺到
韓国の書店には「鬼滅の刃」の単行本が並んでおり、“1~20巻セット限定版”は発売直後に完売した。
書店の総合ベストセラーで17位、経済・経営分野ではない漫画本がベストセラーにランキングするのは異例という。
ネット上には「『ワンピース』以来、こんなに面白いアニメは初めて」「映画公開が待ちきれなかった」などといった声が上がっている。
「鬼滅の刃」を見る限り、“反日不買運動”などどこ吹く風の様相だ。
(中略)
少し前に、日本のアニメ「ワンピース」をパクったアニメ「ワピース」が韓国世論を騒がせたことがあった。
制作会社の責任者は、パクリではないかという記者の問いに「オリジナルと10%でも違えば、それは別物だ」と堂々と答えている。
「日本文化開放」以前の韓国を知る者なら、誰でもそう回答するだろう。
“日本の大衆文化の流入禁止”は、著作権に対する市民の規範意識を低下させてきた。
「韓国には日本の出版物は存在しない」ことになっていたから、そもそもパクリなどあり得ない、皆がそう考えるようになったわけだ。
コミックや映画が人気を博す一方、売れ行きが芳しくないグッズがある。
「鬼滅の刃」の主人公である竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の耳飾りを模したグッズだ。
かねて韓国では、この耳飾りのデザインが旭日旗に似ていると話題になっていた。
韓国では、2000年代から旭日旗を嫌う傾向が見られるようになった。
2002年の日韓W杯で、旭日旗による応援を見た韓国のある団体が騒ぎ出したことがきっかけだといわれている。
以後、旭日旗は反日ターゲットのアイテムの一つになった。
韓国内の「鬼滅の刃」のコミック本は、耳飾りのデザインはオリジナルのままの翻訳本が発売されているが、すでに放映されたアニメシリーズや今回の劇場版では、耳飾りのデザインが変更され、オリジナルとは全く違うものとなっている
(中略)
また、SNSの「鬼滅の刃」ファン・サイトでも上映を「待ち望んでいた」と言う声が多い中、
「(耳飾りの)デザインを変える必要があったのか」
「物語を知っていれば耳飾りが旭日旗ではないことがわかるのに」
「旭日旗は誰が悪いと言い始めて、今も言い続けているのか。その者が誰なのか知りたいものだ」
など、原作をよく知るファンはデザイン変更に否定的なコメントを寄せている。
また、「デザインを変えないのなら1000年上映しなくても構わない」という書き込みに対して、
「内容を全部理解して言っているのか」
「君はどこの子か。ソウルの子ではないでしょう。ソウルの我々世代は反日、不買の馬鹿さ加減を知っている」
「原作はちゃんと読みましたか。読んで好きになったなら耳飾りが何か理解できますよね」
「なぜ、似ているからといって全部、旭日旗なのか」
など、韓国の若者も似ているものをすべて旭日旗に結びつけようとする風潮に抵抗を感じ始めているようだ。
日本の漫画やアニメへの理解、そして愛が深ければそれだけ、反日不買のナンセンスさを感化し難いものと感じる。それは自然なことだろう。

記事を書いているのは韓国在住の日本女性です
これだけでは不足なので、他のメディアの記事から「鬼滅の刃」についての賛否をいくつか拾っておきましょう

(支持派の意見)
「僕は鬼滅が大好きなんだけど、周りから“お前は売国奴なのか?”と言われました。歴史的な問題を考えると、このアニメがちょっとアレなのは分かりますが、それでも人の好みにあんな言葉をぶつけるなんて聞き捨てなりません。この前、『無限列車』の新PVを見たんですが、とにかくスゲー!」
「売国奴だ、売国奴だと騒ぐ人こそ、本当の売国奴です」
「どうぞお好きにしてください。自分が不買するのは自由ですが、それを人に強要するのは病です」
「日本のアニメを見るだけで悪口を言う人がいますが、無視してください」
「鬼滅は右翼アニメでもないし、あなたは売国奴ではありません」

(否定派の意見)
「そのアニメは右翼アニメで、不買運動もまだ終わっていません。あなたは十分に“売国奴”でしょう」
「お前は旭日旗が描かれた耳飾りを見ながら何も考えないのか!」

残念ながら内容に深く踏み込んだ上での批判はなく、炭治郎の耳飾りが旭日旗デザインであるかどうか、で揉めているだけです
どうせなら、ストーリーやキャラ、物語の設定や背景まで論じた上での批判というものを聞いてみたいのですが
「鬼滅の刃」が今後、テレビアニメで続編をやるのか、劇場版でやるのかは不明であるものの、期待は高いのであり確実にヒットするでしょう
韓国での評判がどうであれ、原作に概ね忠実にアニメ化されるものと予想します(商売ですから、韓国公開分だけは炭治郎の耳飾りのデザイン変更くらいします)
批判の浅さも、見方を変えれば韓国の特徴といえるのかもしれません
宮崎駿の「風たちぬ」の場合も、「ゼロ戦の開発者をアニメーションで描くのはけしからん。反倫理的だ」と上辺の批判ばかりであり、作品の中身や表現に深く立ち入って批判する声は少なかったと記憶しています

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