甲子園優勝校主将 強盗で懲役5年判決

甲子園大会で優勝した埼玉県の花咲徳栄高で主将を務めた千丸剛被告の裁判で、千葉地裁は懲役5年の実刑判決を言い渡しています。求刑は懲役6年でした。つまり、求刑から1年減じた分に情状が反映されていると考えられます
他の共犯者は懲役5年6月から8年6月の刑が言い渡されており、総じて言えば千丸被告が一番刑が軽かったわけです

2019年4月に千葉県八街市内の住宅に強盗目的で押し入り夫婦にけがを負わせたとして、強盗致傷などの罪に問われた20代男4人の裁判員裁判の判決公判が4日、千葉地裁で開かれた。4人のうち17年に夏の甲子園で優勝した埼玉・花咲徳栄高の元主将、千丸剛被告(21)=東京都町田市=に対し、坂田威一郎裁判長は懲役5年(求刑懲役6年)を言い渡した。
千丸被告はこれまでの被告人質問で、犯行に至った経緯を明らかにした。
所属していた大学野球部で上級生から暴力的なしごきを受け退部、大学も辞め「自暴自棄になっていた」と説明。地元の同級生から「人のいない家から金を運ぶ仕事がある」と持ち掛けられ、事情を知らないまま強盗の計画に参加したと主張していた。
検察側は論告で、千丸被告について「金欲しさに犯行に参加した」と短絡的な側面を指摘。他の被告と協力し、被害者の女性に粘着テープを巻き付けるなど積極性があったと非難した。
弁護側は千丸被告が「逃げたら命が狙われる」と脅されていたため、断る選択肢がなかったと反論。同罪は原則的に実刑判決となるが、酌量減軽で猶予付き判決が妥当と訴えていた。
(千葉日報の記事から引用)

まず弁護人の主張です。強盗とは知らずに犯行に加わった件と、主犯格から「逃げたら殺す」と脅され犯行途中で抜けられなかったことを挙げ、さらに駒沢大学野球部を辞めざる得なかった事情も含めて情状酌量すべきと主張していました
本来強盗致傷事件では執行猶予がないのですが、そこで敢えて執行猶予付き判決を求めたわけです
しかし、判決では「犯行における自分の役割を過小に見ており、罪と向き合っていない」と厳しく指摘され、犯行に至るまで中止を主張するなど犯行回避のための行動をしていないとも指摘されています。千丸被告の内心はどうあれ犯行に加わり、強盗致傷事件の実行犯となったのは事実ですから、裁判官には情状酌量で執行猶予を付ける考えは浮かばなかったのでしょう
既に触れたように、千丸被告の父親は生命保険を解約して被害者に500万円を弁済していますので、その分は情状に組み込み、求刑から1年割り引いたと考えられます
このように強盗事件は重く罰せられるのであり、自身の犯行を軽微なものと決めつけるのは大間違いです
さて、この千丸剛被告の事件を当ブログで取り上げた中で、「江川卓投手が法政大学時代の理不尽なしごきを体験した記事」を引用した「甲子園優勝校主将の転落人生」に多くのアクセスをいただきました
大学や高校の野球部における理不尽なしごきは今回の事件に直結するものではありませんので、これ以上は述べませんが、日本のスポーツ史における汚点であるのは間違いありません
インターネットではこれを告発する記事がありますので、関心のある方は一読ください

赤星憲広や山崎康晃が絶望した亜細亜大学野球部の地獄

(関連記事)
甲子園優勝校主将が強盗 駒大野球部のしごきを暴露
甲子園優勝校主将が強盗 公判で犯行認める
甲子園優勝校主将の転落人生
甲子園優勝校主将が強盗で逮捕
慶応大野球部員詐欺で逮捕 故鶴岡監督の孫
東海大学野球部 大麻使用で活動停止
元プロ野球選手の転落 カード詐欺で逮捕
元プロ野球選手奥浪鏡 特殊詐欺と児童買春で実刑判決
暴行で書類送検の巨人山口に「処分甘すぎ」との声
暴力事件の巨人山口投手 今季は出場停止処分に
巨人山口投手 泥酔暴行で書類送検
野球賭博高木京介の巨人復帰は美談なのか?
巨人の福田聡志投手 野球賭博で永久追放か
西武ライオンズ相内誠投手 喫煙飲酒発覚で処分
斎藤佑樹(ハンカチ王子)がポルシェをねだって騒動
プロ野球中継の不人気 低視聴率
ドラフト会議の波紋 菅野は入団拒否か?
プロ野球 「来季は戦略重視」という巨人の迷走
元プロ野球選手 被災地で電線泥棒・逮捕
米メジャーに挑む日本のベテラン野球選手
楽天 星野監督就任への疑問
西武・大久保コーチ解任 「陽気な兄貴」と擁護するコラム
解任されたデーブ大久保への奇妙な同情論
清原和博被告公判(2) 黒い交際は不問のまま
清原和博被告公判(1) お涙頂戴話を連発