知的障害ある少女にわいせつ 最高裁も懲役17年支持

2014年6月から2018年6月にかけて、千葉県内と東京都内で面識のない当時6~18歳の、知的障害のある少女など11人の体を触るわいせつ行為などを行ったとして、1審千葉地裁で懲役17年の実刑を言い渡された大木勇作被告ですが、判決を不服として控訴しています。が、東京高裁でも控訴が棄却され、今度は最高裁に上告し争っていました。最高裁第3小法廷は大木被告の上告を棄却し、懲役17年の刑(検察の求刑は懲役25年)が確定したと報道されています
まず1審と控訴審までの話を書きます
控訴審では刑事責任能能力に問題があるとして弁護人が再度の精神鑑定を求めましたが、東京高裁はこれを認めませんでした。そのため、控訴審は5分で終わった、と傍聴人が報告しています。自閉スペクトラム障害があるという大木被告は1審でも障害を理由に挙げて寛大な刑を求めたのですが、大木被告が望んでいたほどの大幅な減刑ではなかった、というのが控訴理由の1つだと思われます
実際は検察の求刑が25年で判決は17年ですから大幅な割引であり、寛大な扱いを受けているといえます
しかし、大木被告は自身の犯罪を過小にとらえ、せいぜい懲役10年くらいの求刑と踏んでいたのかもしれません。障害による減刑を得られるので判決は懲役7年くらい、などと勝手に考えていたのか?
それで懲役17年を言い渡され、激怒したのではないかと想像します
控訴審でも、一部の被害者とは性行為について同意があった、と申し立てましたがこれも認められませんでした
同意があったことを示す証拠を大木被告側が提示できたとも思えません
ちなみに大木被告は性行為をする様をビデオに録画していたのですが、大木被告に有利な証拠という扱いは受けなかったのでしょう
一審判決言い渡しで、向井香津子裁判長は大木被告に「罪と向き合って、更生するにはどうしたら良いか自分の頭で考えて」と説諭したのですが、ともかく判決が重すぎると不満でいっぱいになり、説諭など頭に入らなかったと思われます
補足
大木被告は大学卒であり、自閉症スペクトラム障害があるとはいえ知的能力が劣っているわけではありません。裁判では一貫して障害の影響が事件に影響したと訴え、寛大な判決を求めたのもそれなりの法廷戦術なのでしょう
そして千葉や東京の特別支援学校の行事予定を調べ、児童・生徒が早めに学校から帰る日を狙って犯行に及んでいますので、十分計画的な犯行です。検察はこの計画的な犯行という部分と、知的障害のある女児・生徒ばかり狙ったところを悪質、と判断したものと推測します
大木被告による強制性交は1件だけとされ、他は体を触ったり口淫を強制する犯行だったようです。ただし、大木被告のスマートフォンやパソコンからは20人以上の少女にわいせつ行為をする動画が見つかっており、起訴に至らなかった被害者がまだまだいたものとみて間違いないでしょう。懲役17年は軽すぎるのではないか、と言いたくなります
ともあれ、刑は確定しました。ただし、17年服役しても大木被告は50歳になる前に刑務所から出てくるのであり、性犯罪を繰り返すのではないかとの懸念が残ります

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