渡辺直美をブタに 五輪開会式演出騒動の不快感

日本は言論の自由が保証された国ですから、五輪開会式演出家の騒動について誹謗中傷でない限り、どのような発言をしても許容されます
この演出家佐々木宏の辞任劇についても世間一般にはさまざまな思いがありますし、著名人の批判発言から擁護発言まで、幅広い意見が飛び交っています
その中の1つとして、東洋経済オンライン掲載の記事(木村隆志という人間関係コンサルタント業の人による)を取り上げます

五輪「侮蔑演出」の辞任劇が違和感だらけのワケ 広がる波紋、個人の辞任で終わらせていいのか
(前略)
報道の翌3月18日、佐々木氏が謝罪文を公表したほか、大会組織委員会の橋本聖子会長も辞任の意向を受け入れました。まさに電光石火の辞任劇であり、テレビやネットメディアはこの話題で持ち切り。その多くは、「佐々木氏への批判」「殊勝なコメントを寄せた渡辺直美さんへの称賛」「東京オリンピック・パラリンピック開催への不安」の3点でした。
しかし、佐々木氏は自らの非を認めて辞任しましたが、騒動はこれで収まりそうにありません。人々の間に漠然とした違和感が残り、ネット上にはジワジワと疑問の声が上がりはじめているのです。
ガバナンスが機能したはずだったが…
最大の違和感は、演出に関わるグループや、ひいては組織委員会を含めた関係者全体のガバナンス。もちろん差別を想起させる佐々木氏の提案が適切なものではなかったことは間違いありません。ただ、グループLINEの段階でこの提案は否定され、撤回されました。「地位と実績のある佐々木氏の提案でも不適切であれば一蹴できる」という点でガバナンスが機能していたのです。
ただ一方で、「グループLINEというクローズドな場での発言であり、しかも否決されたものが流出してしまった」ことはガバナンスの弱さにほかなりません。さらに、この点について「もしリークした人間がグループの一員だったら……」「何らかの対価を得て内部情報をリークしたのなら……」という違和感が拭えないというスタンスの人が多いのです。
仮にそうだとしたら背任行為に近く、真偽がどちらであっても、世間の人々に「信用しづらい組織」という印象を与えてしまいました。しかも知る必要のなかった渡辺直美さんにわざわざ伝えてしまった罪もあり、もしリークした人が現在も演出にかかわっているとしたら、佐々木氏の提案以上に問題視されるべきなのかもしれません。

木村隆志によるこの記事を読んで最初に言いたいのは、「まず、論点を勝手に3つに絞るな」ということです。議論を自身のフィールド内に呼び込むため読者を誘導しようとする意図が明らかです
自分の感じる違和感は木村隆志とは違うのであり、個人的な見解に過ぎないものの木村隆志は問題を読み誤っている気がします
そもそもこの騒動の本質は何か、です
記事では演出家グループのガバナンスを問題視しており、1年前の内輪のLINEのやりとりが外部に漏洩したことこそが佐々木宏の演出プランより問題だ、と書いています
本当にそうなのでしょうか?
自分は1年前の内輪のやりとりであっても佐々木宏のバカげた演出プランに問題があり、こうした愚かな提案をする人物が演出家グループのリーダーを務めていたことでグループ内に軋轢が生じたと考えます。その結果として、グループ内の誰かがリークに踏み切ったのでしょう。それは佐々木の愚かな演出プランを世間に晒すと同時に、佐々木という人物が過大評価された勘違い野郎であることを示したわけです
そしてこの騒動は演出家グループ内の軋轢が収集困難なまでに高まっていたゆえであり、それは開会式の演出担当だった女性メンバーが辞任したことからも推察できます
しかし、この女性メンバーがなぜ辞任したのか、佐々木宏との間で何があったのかは明らかにされていません。それ以前にも野村萬斎をリーダーとした前任の演出チームがなぜ唐突に交代に至ったのか、理由は伏せられたままです
国民の見えないところで何やらパワハラめいたものが行われている、と感じるからこそ、この問題に違和感を覚えるわけです
木村隆志はリークした人間が悪い、などと書いていますが大間違いでしょう。密室の中であってもパワハラやセクハラは許されません
それを公にするのは間違った行為だ、と木村隆志は言いたいのでしょうか?
記事の文末のある「超不寛容社会への進行が止まらない」との記述もおよそバカげた内容でし

超不寛容社会への進行が止まらない
最後にふれておきたいのは、「超不寛容社会への進行が止まらない」という厳しい現実。
すぐに撤回し、謝罪、反省しても許されない。それが過去のことであったとしても許されない。そんな超不寛容社会が進むほど、失われるのはクリエイティビティーだけではありません。「失言を恐れて同僚と軽口すら叩けない」「友人ですら警戒して気楽に話せない」など、人間のコミュニケーション自体が減っていくでしょう。
そうなってしまうと、距離感が縮まらず孤独感を覚えやすくなるとともに、小さな失言がより気になるようになり、互いをますます攻撃し合うようになっていきます。

不寛容社会などともったいぶっていますが、日常の中でも起こりうる問題です。会社内で男性社員が数人集まり、女性社員の品評会めいた会話をしたとして、それがセクハラに該当するならそのような会話自体が問題でしょう。「気楽な会話であり、職場の円滑なコミュニケーションのためには必要だ」などと木村隆志は弁解するのでしょうか?
ダメなものはダメなのです。それを「失言を恐れて同僚と軽口すら叩けない」などという問題にすり替え、セクハラ発言でも寛容であるべきだなどと言い繕うのは愚の骨頂です

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