日立母子6人殺害を考える 初公判で無罪主張

日立市で妻と5人のこどもを殺害し、アパートに放火した罪で起訴された小松博文被告の初公判が開かれました
事件は2017年10月に起きたのですが、その後、小松被告は高血圧による病気が悪化し、脳に障害を負って事件当時の記憶を喪失するという異例の展開となり、裁判まで時間がかかっています


日立市田尻町の県営アパートで2017年10月、妻子6人を殺害し建物に火を付けたとして、殺人や非現住建造物等放火などの罪に問われた無職、小松博文被告(36)の裁判員裁判初公判が31日、水戸地裁(結城剛行裁判長)で開かれた。
小松被告は罪状認否で「分からないとしか言えない」などと態度を示さず、弁護側は小松被告が事件の記憶を失っているとし、心神喪失などに当たるとして無罪を主張した。
弁護側によると、小松被告は勾留中、心肺停止状態となった後遺症で事件当時の記憶が欠落したと説明している。罪状認否に先立ち、「事件当時の記憶を失い、訴訟能力がない」として公判を停止するよう求めたが、結城裁判長は「意思疎通は可能」などとして退けた。
検察側は冒頭陳述で「事件後、警察で殺害当時の状況を具体的に供述しており、被告自身が行い、行為の危険性を認識していたのは明らか」などと指摘した。
起訴状などによると、小松被告は17年10月6日午前4時40分ごろ、自宅の和室で、妻の恵さん=当時(33)=のほか、小学6年の長女ら5人を包丁で複数回刺し、玄関付近にガソリンをまいて放火し、殺害したとされる。
(茨城新聞の記事から引用)


家族6人を殺害したのが心中するつもりであったとしても、それで刑罰が軽減されたりはしません。現に小松被告だけが逃げ延び、生きているのですから。パチンコに狂い、借金まみれになり、こどもを省みなかった小松被告が果たしてこどもの将来を悲観し、共に死のうと思っていたのかも怪しい気がします
5人のこどもたちにはそれぞれ生きる権利があったわけで、親のエゴで「死んだほうが幸せ」などと考えるのは大間違いでしょう
本件は死刑が適用される重大犯罪であり、小松被告が事件当時の記憶を失っているとしても裁判所が公判停止にはせず、きっちり判決を下す姿勢であるのが記事から読み取れます
当然ながら弁護側は不満でしょうから、この裁判は無効であり免訴するべきだと主張し、長い争いになるものと予想されます
前回書いたように、犯行当時の記憶を失っているにしても、小松被告自身の人格が失われたわけではないのであり、刑事責任を問うのは妥当と考えます

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