「鉄腕アトム」韓国で復活 商売になるか?

往年の名作「鉄腕アトム」の新作シリーズが韓国のテレビで放映される、と彼の国のメディアが報じています
が、これは韓国産のアニメではなく、日本産でもなく、フランスのアニメ制作会社が手掛けたものであり、日本ではテレビ東京で既に放映済みです。他にも中国で放送されたのだとか。してみると、動画の制作などは中国企業が請け負っているのかもしれません(未確認の思いつきです)
思うところは記事を引用した後で書きます。元記事が韓国語なのでインターネットの掲示板「5ちゃんねる」に貼られた翻訳から引用させてもらいます

懐かしの人気アニメーション『宇宙少年アトム』が新しいストーリーと姿で7月初め、韓国で復活する。
23日フィギュア業界の代表走者である(株)キングコングスタジオと放送業界によれば、キングコングスタジオは国内の(株)ウィドと(株)PLIの投資を受けて、アトムの新作アニメーション『ゴー・アストロボーイ・ゴー!(GO ASTRO BOY GO!)』を来る7月初め、国内のお茶の間で放送する。
先立ってキングコングスタジオは日本の原作者・手塚治虫から委任された国内の(株)ドリームボーイから韓国独占ライセンスを獲得した。
1952年に日本の雑誌《少年》を通じて初めて登場したアトムは手塚治虫の原作漫画『アトム大使』を1963年にTVシリーズ物『宇宙少年アトム(原題:鉄腕アトム)』計193編を製作・放送して大きな人気を集めて、韓国にも1970年代に紹介されてやはり多くの愛を受けた。
特に、主人公アトムの可愛らしい姿と悪党をやっつけて力強く活躍する姿は当時の国内外の子供たちの心にロボットと未来世界の漠然としたユートピアの想像力と地球を守らなければならないという正義感を吹き込んでくれた。
70年という歳月が流れた21世紀には漫画の中の『想像のロボット』が人類の生活と密接な『現実のロボット』に進化した。
今なお『現実のロボット』は『宇宙少年アトム』と同じヒューマノイド級ロボットの水準にはまだ達していないが、人工知能(AI)やバイオメカニズムなど先端技術の驚くべき発展は今世紀内に『宇宙少年アトム』の実体化をもたらして来るものと見られる。
知らぬ間に少しずつ幼年時代の思い出の自然消失と共に忘れられた『宇宙少年アトム』を現代版に復活させるための作業は去る2019年、フランスと日本が手を組んで進行された。
その結実として誕生したのがアニメーション作品『ゴー・アストロボーイ・ゴー!(GO ASTRO BOY GO!)』だ。
アストロボーイとはすなわち宇宙少年を意味する英語で、アトムを指し示す。
新しいバージョンのアトムは過去の悪党を懲らしめる善悪の構図から離れて、地球で起きる様々な問題を人間と力を合わせて解決していく冒険物だ。
特に、地球の気候変化のような環境問題を解決していくストーリーで、未就学の子どもを対象に幼年の目の高さに合わせて構成されているという点が『ニューアトム』の特徴だ。
また、アストロボーイバージョンでアトムは以前の『一人っきりの英雄』ではなく人間と動物の友だち2人と意気投合する。子猫のアストロキャット、天才少女のスズがアトムの友だちとして登場して、地球の環境を助ける3銃士として猛烈な活躍をする。
『ゴー・アストロボーイ・ゴー』はフランスの制作会社『プラネット・ニモ・アニメーション(Planet Nemo Animation)』が作って、2019年中国で最初に放送された後、日本でも紹介された。
韓国放送を成功させたキングコングスタジオのコン・ギョンロク代表は「2019年当時の韓日関係悪化による反日感情のために放送が禁止された」として「今年放送禁止が解除されて、来月(7月)2日から国内のTVで放送される予定」と明らかにした。

テレビ東京系アニメ『GO!GO!アトム』CM


さて、「鉄腕アトム」が大いに人気を誇り、愛されたキャラクターであるのはいまさら言うまでもありません
ただ、それも昔の話です
テレビアニメの続編制作の企画や、劇場版で「アトム」をやろうという話はいくらでもあったとは思いますが、過去の人気はともかく今の視聴者にウケるかどうかは微妙なところがあったわけです
劇場版「ATOM」が公開されたのが2009年でした。香港の制作会社が手掛けたわけですが、約70億円の制作費を投じたものの興行収入はその半分程度だったという大コケで、会社はアニメーション制作から手を引き社員を解雇する事態になりました
ストーリーはかつてのテレビアニメシリーズとは別物であったため、オールドファンから見向きもされなかったのが痛手だったのでしょう
いかにアトムが愛されたキャラクターであっても、それがいつまでも続くわけではありません
加えて、手塚治虫が天才であったのは分かりますが、だからといって手塚作品がすべて素晴らしい、と決めつけるのは問題です。テレビシリーズの「鉄腕アトム」も、出来の良い放送回もあれば不出来な回もあります
ですが、自分の周りにも「手塚治虫の作品はどれも素晴らしい」と持ち上げる人がいて、辟易とさせられたものです
天才、巨匠という色眼鏡で見るのではなく、作品に即して語るべきなのかもしれません
「鉄腕アトム」の果たした役割は大きく、偉大ではありますが、それが現代ではウケなくなっているのも事実であり、それが何故かを問う必要があると思います
かつての人気キャラを復活させて一儲け、という安易な考えは通用しないのですから(上記の記事を読む限り、韓国企業は儲ける気満々のようですが)
最初に述べたようにこのテレビシリーズはテレビ東京で放映されたのですが、日本でアトム人気が復活したという報道は見かけませんでした

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飲酒運転トラックが小学生の列に突っ込む 千葉

仕事として車を走らせている運転者が、皆プロとしての自覚を有しているとは限りません。千葉県八街市では鉄筋加工会社の下請けである運送業者のトラックが下校する小学生の列に突っ込み、2人が死亡し3人が重傷を負う事故がありました
運転手の呼気からは基準を超えるアルコールが検知されており、常態的に酒を飲みながら運転していたものと推測されます


28日、千葉県八街市で下校中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童2人が死亡しました。運転手の男からは基準を超えるアルコールが検出されたということです。
トラック運転手の梅沢洋容疑者(60)は28日、八街市で大型トラックを運転中に下校中の小学生の列に突っ込み、児童5人に大けがをさせた疑いが持たれています。
5人は病院に運ばれましたが、男子児童2人が死亡、1人は意識不明の重体、2人は重傷です。
被害児童の祖母:「(現場で)ずっと声掛けていました。『ばばちゃん来たよ、いるよ、大丈夫だよ、ママもいるよ。救急車も来るから大丈夫だよ』って。でも反応はなかったですね。命だけはなんとかねって思っていますけど。酒飲んで運転と聞いた時はもうどうしようもね…」
警察によりますと、梅沢容疑者の呼気から基準を上回る1リットルあたり0.15ミリグラムを超えるアルコールが検出されたことが分かりました。
梅沢容疑者は容疑を認めていて、警察は飲酒していたのかも含めて詳しく調べています。
(テレ朝ニュースの記事から引用)


運転していた梅沢容疑者の責任が重大であるのは言うまでもありません。平素から酒を飲みながら運転していたと思われます
そしてこの会社「南武」は運転する従業員に対し、始業前に飲酒のチェックをしていなかったのだとか
従業員が酒の匂いをプンプンさせて仕事をしているのに、誰もそれを咎めようとはしなかったのでしょう
また、事故を起こしたトラックは白ナンバーの自家用車扱いであり、業務として運行させるトラックなら緑ナンバーであるべきです。会社が脱法行為をしていた可能性が浮かび上がってきます。つまりは遵法意識もモラルもない会社、だろうと推測されるのです
ちなみに「南武」の先代社長は法人税法違反で摘発され、有罪判決を受けているとの指摘もあります
トラックを白ナンバーで運行させていたとして、十分な保険契約を結んでいたのか気になります。緑ナンバーの営業車の場合、自動車保険料が白ナンバーに比べて約2倍になるため、「南武」はこの割高な保険料を嫌って白ナンバーのトラックを運行させていたと考えられます(自動車税や重量税は緑ナンバーの方が優遇されており、わずかですが安い)
2人が死亡し、3人が重傷ですから最低でも1億5千万円の支払いが必要でしょう。飲酒運転に起因する事故でも、被害者救済のため自動車保険は支払われるのですが、この会社の場合は最低限の補償契約しか結んでいないのではないか、と思ってしまいます

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