神宮外苑「ジャングルジム火災」 学生2人に執行猶予付き有罪判決

2016年11月、明治神宮外苑のイベント会場に日本工業大学の学生が出展したでジャングルジム形の作品が燃え、男児(当時5歳)が死亡、2人がけがをする火災がありました。被害児の親が日本工業大学と学生を問うていたわけですが、学生は「自分たちは作品を展示していただけで、火災で男児が死亡した件については責任がない」との態度を取っていました
学生2人は一旦不起訴となりましたが、検察審査会は起訴相当の決定を下したため、重過失致死傷罪で起訴され、その判決が下されています


東京都新宿区の明治神宮外苑で平成28年、アートイベントで展示中だった木製のジャングルジムのオブジェが燃えて幼稚園の男児=当時(5)=が死亡した火災で、重過失致死傷罪に問われた建設業の男(23)と大学院生の男(24)の判決公判が13日、東京地裁で開かれた。下津健司裁判長は「わずかな注意を払えば火災の発生の回避は容易だった」として重大な過失があったと認定しそれぞれ禁錮10月、執行猶予3年(いずれも求刑禁錮1年)を言い渡した。
下津裁判長は判決理由で、当時は未成年で日本工業大(埼玉県)の1年生だった2人がオブジェ内に設置した投光器について、再現実験の結果、点灯して放置しただけでは火災にはならないが、電球表面の中央部に一定量の木くずが接触すれば発火すると指摘。
2人は投光器が高熱を発していたと認識しており、子供らがオブジェで遊んでいたことで木くずが動き、火災が発生する危険性を予見できたと述べた。
一方、「教員や上級生から適切な指導がなく、両被告のみを強く非難するのは相当ではない」とも言及。判決の言い渡し後、下津裁判長は「人一人の命が亡くなった重大さを忘れないでください」と説諭した。
2人とともに書類送検され、不起訴処分となった男性教員については、検察審査会が昨年10月に「不起訴不当」と議決したが、東京地検が今年3月に再び不起訴処分としている。
判決を受けて男児の両親は両被告について「当時の行動を反省し、事故に対して真摯(しんし)に向き合ってほしい」とする一方、大学教員らが不起訴になったことに対し「納得できない結果。息子の犠牲が今後の対策にいかされることを心から望んでいる」などとするコメントを発表した。
(産経新聞の記事から引用)


男児の保護者と日本工業大学との間で民事上の和解が成立していると書き添えておきます
保護者は日本工業大学に対し安全教育の実施を求め、大学側もこれを受け入れています
アート作品といえども公開の場に展示し、なおかつこどもたちが触れられる前提だったのですから、安全への配慮が必要でした
工業系の大学として、学生に安全の確保の重要性を教えるのは大事であり、かつ必須でしょう。学生だから安全性に配慮しなくても許される、などという甘えは通用しません
危険を考慮し、リスクを見極め、それを回避する術を学生のうちに学んでもらいたいものです
とはいえ、毎年のように新入生歓迎コンパで未成年者に飲酒をさせ、急性アルコール中毒で死亡する事例が発生しており、経験に学んでいるとは思えない事態です
親御さんはアルコール中毒で死なせるために、大学へ彼や彼女を送り出したのではありません。安全への配慮を欠いた愚行が毎年繰り返されており、それを伝統だと言い張る態度には怒りが湧きます

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