強姦・強盗の今泉成博被告 懲役41年判決

アメリカの殺人事件では死刑のない州の場合、200年の禁固刑という判決が下されるのも珍しくありません
日本の場合、有期刑の上限は30年であり、それ以上は無期懲役になります。なので、通常、30年を超える有期刑の判決を耳にする機会は滅多にないのですが、複数の事件を起こした被告人に対してはそれぞれ別々に刑罰が科され、併せて30年を超える事例が存在します
先日取り上げた福岡県で複数の強姦事件や強盗事件を起こした今泉成博被告には、合計で懲役40年が求刑されていました。しかし、福岡地裁は求刑を上回る懲役41年を言い渡した、と報じられています
よほど裁判員や裁判官の心証が悪かったのでしょう


福岡県内で女性7人に暴行などをしたとして、強制わいせつ致傷や強盗・強制性交等などの罪に問われた福岡市南区の無職、今泉成博被告(44)の裁判員裁判で、福岡地裁(溝国禎久裁判長)は29日、2018年7月~19年10月中旬の5事件について懲役16年(求刑・懲役15年)、それ以降の19年12月までの8事件について求刑通り懲役25年の判決を言い渡した。有期懲役の上限は30年だが、合計で「懲役41年」となる異例の判決となった。
判決によると、今泉被告は18年7月~19年12月、出会い系サイトで知り合った10~30代の女性7人をそれぞれ脅し、車で福岡市早良区の山中に連れて行って性交を強要するなどし、うち6人から計約240万円を奪うなどした。被告は「女性と合意があった」などとし、金も取っていないと無罪を主張していた。
判決では、被害者の供述やスマートフォンに残っていた被害者の画像などから、被告の主張を「極めて不自然、不合理」と退けた。その上で被告が被害者らを「性的・経済的搾取の対象」としており、その心情を一切顧みておらず、「刑事責任は極めて重い」と非難した。強制わいせつ致傷の被害者の20代女性は、熱した金属棒を太ももなどにあてられ全治2カ月のやけどを負っており「肉体的・精神的苦痛は想像を絶する」と指摘。求刑を上回る懲役16年の判決とした一因に、被害の深刻さを挙げた。
被告は一連の事件の間に、別の事件で19年10月に執行猶予付きの確定判決を受けた。このため、刑法の規定に基づき、事件は確定判決の前後に分けて審理され、合計で「懲役40年」を求刑されていた。
合計で30年を超える懲役刑は過去にもあり、静岡地裁沼津支部の裁判員裁判では11年11月、強姦(ごうかん)致傷罪などに問われた男性が合計で懲役50年の判決を言い渡され、その後確定した。
(毎日新聞の記事から引用)


記事にあるように性行為については合意があったと言い張っており、犯行を否認していますし、「金を奪っていない」と無罪を主張するふてぶてしさです。反省の欠片もないのでしょう
仮釈放なしで、満期まで服役してもらいたいものです。ちなみに2つの刑が併科された場合、1つの刑期を終えた後に次の刑の執行が始まるとの考え方になります。つまり懲役16年の刑が執行され、刑期が満了した後に懲役25年が執行されるわけです。満期釈放なら今泉被告が出所するのは85歳になっています。長寿社会ですから、85歳まで生きられるのかもしれません
あるいは、「無期懲役刑になっても10年くらいで仮釈放される」などとデタラメな主張をする人もいるわけですが、よほど特殊な例を除いて10年で仮釈放という可能性はありません。無期懲役の判決を受けるのは殺人事件で、仮釈放には被害者遺族の意向を確認する必要があり、早期の仮釈放には遺族が反対するからです
ただし、終戦後にはサンフランシスコ講和条約締結とか沖縄返還といった国の慶事に大規模な恩赦が行われ、無期懲役囚が減刑された事実があったと書いておきます。今の時代、無期懲役囚を減刑するような恩赦は行われないでしょう

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