神戸弘陵高生徒殺し 事件を小説に書いていた

神戸で男子高校生が殺害され、それから10年の歳月を経て容疑者が逮捕されました。当時少年だった容疑者も現在では28歳なのですが、警察もメディアも容疑者の氏名は伏せたままです
犯行時、未成年だったとの理由ですが、その必要があるのかは疑問です。容疑者は今現在の年齢で逮捕され、起訴されるのですから、氏名を伏せる意味がどこにあるのか、と思ってしまいます(別段、容疑者の氏名を知りたい、というわけではありません。氏名はインターネット上で検索すると出てくるわけで)
さて、朝日新聞は容疑者元少年Aが、高校生を殺害する小説を書いていた事実を捜査関係者が確認した、と報じています
ただ、それが何を意味するのか、反映しているのか、指し示しているのか、現時点では不明です


神戸市北区で2010年、高校2年の堤将太さん(当時16)が刺殺された事件で、神戸地検は20日、殺人容疑で送検されていた愛知県の男(28)の刑事責任能力を見極める鑑定留置を始めた。一方、捜査関係者らへの取材で、この男が、少年が高校生を殺害するという内容の小説を書いていたことが新たにわかった。
地検によると、神戸簡裁への鑑定留置の請求と許可は19日付。留置期間は12月13日までで、専門家による精神鑑定などをして、起訴できるか判断する。
事件当時17歳だった男は今月4日、兵庫県警に殺人容疑で逮捕された。10年10月4日夜、神戸市北区の路上で、堤さんをナイフで複数回刺すなどして殺害した疑いがもたれている。
捜査関係者によると、男は県警の調べに容疑を認め、「(堤さんが)女の子と一緒に話しているのを見て腹が立った」といった趣旨の供述をしているという。当時は現場近くの親類宅で暮らしていたとみられる。
一方、捜査関係者らへの取材で、県警が、男が書いた小説の存在を把握していることがわかった。事件後から17年ごろに書かれたとみられる。
小説では、東北地方の高校をトラブルで退学した少年が孤独感と他人への恨みを募らせた末、自宅近くの公園で見ず知らずの高校生の男女4人をナイフで襲うという。3人が死亡し、少女1人が生き延びる。高校生たちの楽しそうな笑い声に嫉妬したことなどがつづられているという。
朝日新聞の取材では、男は東北地方の高校を自主退学したことがわかっている。捜査関係者の一人は「小説という形式だが、捜査で得た情報とリンクしている部分がある」との見方を示す。
こうした状況もあり、神戸地検も事件当時の男の精神状態について鑑定留置で詳しく調べる必要があると判断したとみられる。
(朝日新聞の記事から引用)


上記の記事の通り、逮捕された元少年Aは鑑定留置となり、12月まで精神鑑定を受けるようです。通常、起訴前の鑑定留置は3ヶ月ほどですから、今回のように約4ヶ月の期間を設定したのはひっかかります。もちろん、夏休み期間になりますので、鑑定する医師の都合もあるのでしょう
逮捕されるまで就労していた元少年Aですから、何やら精神異常を思わせる特異な言動があったはずもなく、犯行当時に心神喪失を疑うようなエピソードがあったとも考えられないわけで
強いて憶測すれば元少年Aが書いたという小説の内容が、血しぶき舞い手足がちぎれるようなスプラッターホラー風の、残酷描写満載の内容で捜査員が「なんじゃこりゃ」と驚愕した…のかもしれません
いまどきは中学生や高校生でもライトノベル風の小説を書くのは珍しくないのであり、元少年Aが事件後に小説を書いていたとしても驚くほどではないのです
朝日新聞的には、何か驚愕すべき新事実の発見のつもりなのでしょう

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