義理の娘(女児)に猥褻行為 元校長に懲役4年6月判決

当ブログで取り上げたものの、顛末(判決)まで言及していない事件を定期的に掘り起こし、できるだけ書くようにしています
その1つ、今年6月19日に取り上げた、兵庫県内の公立小学校の元校長が同居していた女性の連れ子である小学生の女児に、くりかえし強制猥褻行為をしていたとして、懲役6年を求刑された事件の判決が6月30日にありました
同居していた女性としては、この男が小学校の校長であるのを承知の上で、安心して娘をまかせていたはずです。女児が男性と一緒に入浴するのを、「親子のふれあい」と思い込み、許していたのでしょう
しかし、男は入浴時、2人きりになるのを好機として猥褻行為を繰り返し、なおかつ口止めもしていました


同居する小学生の女児への強制性交等と強制わいせつの罪に問われた元小学校長の50代の男=懲戒免職=に対する判決公判が30日、神戸地裁であり、小倉哲浩裁判長は懲役4年6月(求刑懲役6年)を言い渡した。
判決によると、元校長は2月中旬、兵庫県内の自宅で、事実婚の関係にあった女性の娘である女児にわいせつな行為をした。関係者によると、元校長は当時、兵庫県東部の市立小学校に勤めていた。
判決理由で小倉裁判長は「被害者を監護、養育する立場でありながら、口止めをしつつ行為に及んだもので、卑劣で悪質極まりない犯行」と指弾した。将来にわたる被害者の精神的打撃への懸念にも言及した。
一方で被害者側が寛大な処分を求め、示談が成立した点などを考慮し、強制性交罪の法定刑の下限である懲役5年を下回る量刑にしたと説明した。
(神戸新聞の記事から引用)


前回の求刑公判の記事でも書かれているように、女児の母親は「一生許せないし、子どもには一生の傷が残るが、被害者家族が経済的に困らないよう社会で更生し続けることが償いになる」と寛大な処分を求めていました。つまり、実刑は回避させたかったのでしょう
ただ、これは実刑をなんとしても回避したい被告の強い願望と、被害者母の賠償支払いを確実に実行させたいという計算の併せ技という気もします(被害者親子を揶揄するものではありません)
被告は元校長ですから、刑務所に入って受刑者という身分になることに強い抵抗があったと思われます。以前にも書いたように、知人の刑務官が一番扱い辛い人間として元教員を挙げていました。教師というプライドを捨てられず、刑務官の指示にいちいち反発し、不満を表明する…のだとか。元教員の受刑者の扱い難さに比べれば、ヤクザ者は概ね指示に従順であり、反発することは少ないといいます
話を戻して、本件では被告側と被害者とは示談を成立させており、事実婚状態を解消して別れてはいるものの、娘の養育費や学費を被告が負担する話になっていました
もちろん、執行猶予付き判決を得るための示談であり、その目論見が実刑判決によって狂ってしまいました。ですが、元校長のプライドにかけて約束は守ってもらいたいものです。刑務所に収監されようとも、きちんと養育費や学費をを払うのが筋でしょう。実刑だからチャラにするようでは信用を失います

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林真須美の長女自殺 その後どうなったのか?

和歌山カレー事件の林真須美死刑囚の長女が、関西空港連絡橋から4歳になる娘を道連れに投身自殺して2ヶ月が経過しました
長女の家では16歳の娘が大量血を意識不明状態であり、病院に搬送されたものの死亡しています。腹部に暴行を受けたものと推測されており、長女の夫が事情聴取を受けているわけですが、暴行を加えたのが夫なのか、自殺した長女なのかはまだ警察が明らかにしていません
これは傷害致死事件ですから、うやむやにせず、誰による犯行なのか和歌山県警は立件しようとするはずです
日刊ゲンダイがこの件で記事を掲載していますので、引用させてもらいます


「和歌山カレー事件」林真須美死刑囚の長男が語る 急死の長女と音信不通だったワケ
(前略)
真須美死刑囚の周辺が慌ただしい。2度目の再審請求が5月31日付で和歌山地裁に受理された10日後、真須美死刑囚の長女(37)と、2番目の夫との間の娘(4)が関西空港連絡橋から身を投げ死亡。さらに遡ること2時間前に、長女一家が暮らしていた和歌山市内の自宅で、長女と最初の夫との娘(16)が心肺停止状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。
現在捜査中だが、16歳の娘の死は両親(またはどちらか一方)の虐待によるもの、あるいは、今回の再審請求と関係しているのではとの見方も浮上している。
「母と面会して長女一家のことを話しましたが、『自分が(長女と孫たちを)守ることができなかった』とずっと泣いていました。私はこの2つ(再審請求と長女一家の事件)が同時期に起こったのは偶然で、あくまで長女の家庭の問題が原因ではないかと思っています。長女の車に携帯が残されていたので、これから事実が明らかになっていくと思っています」
今年還暦を迎えた真須美死刑囚はやせ細り白髪が目立ち、メガネをかけているため、当時の面影は全くないという。
1998年7月25日、和歌山市園部町の夏祭り会場で4人が亡くなり、63人が急性ヒ素中毒になったカレー事件が発生。10月に真須美死刑囚と夫の健治さん(76)が逮捕された。4人の子どもは児童養護施設で生活を送ることになり、長女は母親代わりだったという。それぞれが別々の道を歩んだ後も連絡を取り合う関係は続いたが、母親の死刑が確定した09年から疎遠になっていった。
普通の幸せを求めるほど母親の存在が足かせに
「名前や出身地を変えて身を隠していても、マスコミに追いかけられる生活を送っていて、女性としての幸せや普通の暮らしを求めるほど、母の子どもであることが大きな足かせでした。父も体が不自由なこともあり、私が母の面会やマスコミの対応をすることで彼女たちに危害が及ばないようにしていく中で、疎遠になっていきました。今回、2番目の姉(36)と妹(27)と久しぶりに電話で話すことができましたが、2人とも精神的に参っていました。こんなことになるくらいなら、お互いもっと連絡を取り合えばよかったと悔やんでいます」
同じ和歌山市内で父親や浩次さん、そして亡くなった長女はそれぞれ暮らしていたものの、長女とだけは10年以上連絡が途絶えていた。
真須美死刑囚は動機や自白がないのはもとより、これまでの捜査で決定的な物的証拠が出ていないため、無罪を主張している。今回の再審を担当する生田暉雄弁護士は、「第三者の犯行の証拠」、「4人の死者の裁判上の死因の直接証拠がないこと」、「死因を示す書類がないため、公文書偽造で無効であること」の3つを主張。しかし、新たな決定的証拠が出ない限り、再審で裁判が覆ることは極めて難しいと言われている。
(以下、略)


この記事では末文に、「“加害者家族”というレッテルによって差別や不自由な生活を強いられた4人の子どもたち。長女の突然の死は何を暗示しているのか」と書かれています
「何を暗示しているのか」と書くくらいなら、はっきりと「罪を認めようとしない林真須美に代わって子どもたちや孫がその報いを受けているのだ」と書けばよいものを、と思ってしまいます
長女の自殺や16歳の娘への虐待については、警察がなにがしかの結論を出すでしょうから、それを待って言及します
ここでは、「母林真須美の無罪を信じる家族」について書きます
林真須美の長男が書いているもの、語っているものを自分なりに読んでいますが、「林真須美の無罪を信じる」との立場ですから、カレー事件の被害者について謝罪の弁はありません。謝罪したら母真須美の罪を認めることになってしまうからでしょう
なので、林家の被害ばかりを語る内容になるのが常です
このまま林真須美の死刑が執行されても、やはり「母は無罪だった」と言い続けると思われます
結果として、被害者はいつまでも放置されたままです
現時点で林家に被害者への補償をする財力はないのであり、被害者や遺族の側もいまさら補償など受けたくもないのでしょう
ただ、「林真須美がカレーに毒を混入したため、この事件が起きた」との判決を林家が受け入れるのを望んでいるのでは?
おそらく林真須美の死刑が執行されても、林家はまだ再審請求を繰り返し、無罪を証明しようとするのかもしれませんが、どこかで受け入れる必要があるのではないか、と思います
書くまでもないのですが、林真須美死刑囚のこどもや孫に責任はないのであり、彼ら彼女らを責めるつもりはありません。ただ、判決を受け入れず無罪を主張する限り、世間から非難を浴び続けます。判決を受け入れたから非難が止むとは断言できないものの、林家の人たちに理解を示す人は増えるでしょう

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