「韓国は経済力で日本を追い越した!」と書きたがるメディア

日韓関係が最悪だと言われて久しいわけですが、文在寅大統領の任期が切れるまでは改善は無理でしょう
次期大統領候補として名乗りを挙げている人物が複数いますが、いずれも反日を掲げており、これまた関係改善は無理、だと判断せざるを得ない状況です
さて、韓国のメディアや韓国の与党政治家の中には、「すでに経済力で韓国は日本を追い越した」と発言する者がおり、記事にもなって広まっています。数多の経済指標の内の1つだけを切り取り、「日本を上回っている」、「日本に勝った」と主張するやり方です。いわば幸せ探しみたいなもので無意味なのですが、彼らは大好きのようです
今回は韓国メディアではなく、週刊プレイボーイの記事から引用します。改革派官僚と呼ばれ、今は在野の評論家である古賀茂明の書いている記事なのですが、内容が韓国メディアの主張とそっくりなので思わず笑ってしまいました


8月15日の終戦記念日の数日前、韓国政府のある"知日派"の高官とじっくり話し合う機会を得た。会話はおのずと改善が見られない日韓関係が中心となる。
彼の話を聞いていて感じたのは「韓国の経済力は日本に追いついた」という前提での話が多いことだ。
例えば、日本では2019年夏から安全保障上の理由をもとに、半導体やディスプレイに使用される必須素材3品目の韓国への輸出を規制した。
戦時中に過酷な労働を強いられたとして、元徴用工が韓国内の日本企業を提訴した問題で日韓の政治的対立が深まったこともあり、この措置は今も続くが、高官は「なぜ日本企業の競争力を削(そ)ぐようなバカな政策を採ったのかまったく理解不能だ」と頭をひねる。
この話の前提にあるのは、半導体分野ではすでに日本よりも先行しているという韓国側の認識である。実際、米調査会社・ICインサイツの調査によれば、20年の半導体市場における国別シェアで韓国はアメリカに次ぐ世界2位の21%を占めており、6%の日本を大きく上回っている。
技術力でも、台湾のTSMCに次ぐサムスンと競争できる日本メーカーは皆無だ。輸出規制は日本企業にサムスンやSKハイニックスなど、有力な輸出先を失わせるだけでなく、これらの最先端企業との協力関係により有利な立場に立っていた日本の部材メーカーの競争力を落とす最悪の政策になる。
韓国の経済発展は目覚ましい。日本の停滞を尻目に着々と成長し、ひとり当たりGDPでも日本に迫り、購買力平価基準では日本を超えてしまった。半導体に限らず、液晶、有機EL、さらに今後の自動車産業の命運を左右する車載用電池でも中国と並び、日本メーカーをあっという間に抜き去った。
製造業だけでなく、コンテンツ産業でも世界を驚かせる成長を遂げている。アイドルグループBTSが米国のアルバムヒットチャートで年間3枚も首位となったのは、外国人アーティストでは、ビートルズ以来の快挙である。
(以下、略)


もう、どこから突っ込めばよいのかと言いたくなる、スカスカの内容です。古賀茂明は韓国の要人や韓国メディアの記事をそのまま受け売りするだけで、事実関係を全く確かめようとしないまま書いているのが分かります
また、週刊プレイボーイの編集部も中身を精査しないまま掲載しているのですが、雑誌的には「ちょっと知的な話題も載せてますよ」というイイワケみたいな扱いなので仕方がないのかもしれません
まず、韓国の半導体産業はコンピューター用のメモリに特化しており、それ以外の半導体生産量は必ずしも多くありません。中でも中央演算装置(CPU)の製造は手掛けておらず、インテルやAMDのような半導体メーカーより格下、というのが実際です
そしてサムスンを技術力のある企業、として扱っているのも大間違いです
日本はフッ化水素、フッ化ポリイミドなどの韓国向け輸出を制限しているのではなく、規制しているわけでもありません。申請を受けて輸出許可を厳格に審査しているだけであり、韓国企業の輸出申請はほぼ許可されているのが実態です。なので、本格的な経済制裁を韓国に加えているわけではありません(これから実施する可能性があります)
なので、「日本の輸出規制は効果を挙げていない」と決めつけることこそ間違いです。フッ化水素など、韓国企業はわざわざ日本がヨーロッパ向けに輸出したものをベルギーで買い付け、韓国に輸入しており、不便な思いをしているのは韓国側です。輸送コストも韓国側の負担です。こうした小細工の結果、日本から輸入するフッ化水素が減少しているように映り、韓国が購入先を多国籍化しているかのような報道になるわけです
韓国側はフッ化水素の国産化に成功した、などとさんざん宣伝しているわけですが、ただのブラフにすぎません。
「韓国の経済発展は目覚ましい。日本の停滞を尻目に着々と成長し、ひとり当たりGDPでも日本に迫り、購買力平価基準では日本を超えてしまった。半導体に限らず、液晶、有機EL、さらに今後の自動車産業の命運を左右する車載用電池でも中国と並び、日本メーカーをあっという間に抜き去った」との記述も、韓国メディアの書く記事のテンプレと同じで、韓国の成長が著しいと宣伝するための文句です
韓国のLG化学が製造したリチウムイオンバッテリーを搭載したゼネラルモータースやフォルクスワーゲンの車は頻繁に火災を起こしており、大規模なリコールを余儀なくされています。もちろん、ゼネラルモータースらはリコール費用をLG化学に請求するでしょう
これが日本を追い越したと称する韓国の実態です
BTS(防弾少年団)が米国のヒットチャートを賑わせている話など、冗談みたいなもので、それを根拠に「日本を追い抜いた」などと言われても笑う気にすらなれません。ノーベル賞(科学分野)の1つも取れないでいる国が何を言うのやら
韓国の対日貿易赤字は今年になって赤字幅を拡大させており、韓国の日本への依存度が一段と高くなっているのが実態です。古賀茂明はもっと実態を検証し、吟味してから記事を書くべきでしょう。でないと、笑われるだけです

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殺人死体遺棄で懲役20年と無期懲役判決の凶悪(1)

先日取り上げた今泉成博被告は福岡県内で強姦・強盗事件を繰り返し、懲役16年と懲役25年の判決を受けています。日本の場合、有期刑は30年が上限なので、これを上回る41年の懲役刑の判決は珍しいケースです
ただ、他にも懲役刑が併科されるケースはあります
今回紹介するのはスプラッターホラーのような陰惨な事件なので、こうした話が苦手な方は読まないでください
2013年に岐阜地裁で判決が出された後藤明弘被告の事件で、検察の求刑を上回る懲役20年と求刑通りの無期懲役が言い渡されたものです。通常、検察の求刑に対し、裁判官はなにがしかの情状を汲んで刑をいくらか割り引くわけですが、本件ではまったく情状酌量の余地なしと判断されたのでしょう。まずは判決を伝える記事を引用します


2006年に愛知県音羽町(現豊川市)でベトナム人女性レ・ティー・リーさん=当時(24)=を殺害し、11年には岐阜県高山市のアルバイト店員長瀬まゆみさん=同(44)=を暴行死させたとして、殺人や傷害致死などの罪に問われた無職後藤明弘被告(48)の裁判員裁判で、岐阜地裁は6日、殺人について求刑通り無期懲役、傷害致死は求刑を5年上回る懲役20年の判決を言い渡した。
後藤被告は二つの事件の間に窃盗の有罪判決が確定しているため、併合罪は適用されなかった。
後藤被告はリーさんの殺害は認めたが、長瀬さんの事件では一貫して無罪を主張していた。
(共同通信の記事から引用)


説明すると最初の殺人は2006年で、2件目の殺人は2011年です。その間に後藤被告は別の窃盗事件で懲役刑が確定していますので、2つの殺人事件を別々に扱い、それぞれ独立した事件として求刑し、判決が言い渡されたものです
こうした扱いは被告人にとって不利なのですが、窃盗事件で裁判を受ける前に余罪として最初の殺人を後藤被告が自白していれば、併合罪として一括処理されたわけです。その場合、最初の殺人・死体遺棄と窃盗ですから、懲役25年くらいだったかもしれません
警察官も検事も、取り調べの際には「他にやっていないのか?」と余罪の有無をしつこく問い質します。後でバレて新たに懲役刑が加わるより、そこで自供し併合罪として処理された方が被告にとっては得なのですが、多くの場合、進んで余罪を自供する者はいません
さて問題は後藤被告の殺人事件は、単に殺害して遺体を放置しておくという類ではなく、遺体を切り刻んで弄び、その様子を撮影して残しておくという猟奇殺人だったからです


2011年4月、岐阜県下呂市の山中の道路にこんなメッセージが書かれた三角表示板が置かれていた。それを通勤途中の温泉旅館の仲居が発見したことから、世にも奇怪な事件が幕を開けることになった。
通報を受けた岐阜県警高山署が付近を捜索したところ、ほぼ白骨化した女性の遺体を発見。その遺体は約1カ月前から行方不明になっていた長瀬まゆみさん(44)であることが分かった。
高山署は長瀬さんの交遊関係を捜査するうち、勤務先のコンビニで同僚だった後藤明弘(当時46)を浮上させた。後藤は同署に任意同行を求められたが、その際に契約が切れたもう一台の携帯電話を大事そうにセカンドバッグに入れたところを捜査員は見逃さなかった。
その携帯電話を調べたところ、『死に際』というフォルダがあり、「レ・ティ・リー」というベトナム人女性の名前と共に、遺体を切り開いて内臓を露出させた写真などが見つかった。しかも、その写真には〈寝ている娘の頭めがけて鉄パイプを振り下ろし、首を絞めて殺した〉という犯行の経緯が、小説のように細かく書かれていた。
岐阜県警は2006年7月に発生し、未解決事件になっていた愛知県豊川市のベトナム人女性殺人事件の捜査本部に連絡。後藤はまず、ベトナム人女性のレ・ティ・リーさん(24)に対する殺人容疑で愛知県警豊川署に逮捕された。
死因は首を絞められたことによる窒息死。頭にも鈍器で殴られたような跡があった。だが、問題はここからで、レ・ティ・リーさんの遺体は胸が切り裂かれており、その傷口から血をすすったような跡があった。そこに残されていた唾液のDNAが後藤のものと一致したんです」(捜査関係者)
第一発見者の男性も次のように語る。
「レ・ティ・リーさんは布団に横たわっていたが、何か不自然な感じがした。何で遺体に血がないのか、布団にもシワ一つない。不思議でしょうがなかった」
その後、後藤は長瀬まゆみさんに対する死体遺棄や殺人容疑などでも再逮捕されたが、やはり長瀬さんの遺体についても内臓の写真を撮っているのだ。
「後藤は死体の存在を警察に知らせるどころか、死体の足を開いて性器の写真を撮影したり、裂かれたお腹にも手を差し入れて臓器の写真を撮影している。公判では白黒写真にして開示されましたが、それを見た裁判員の若い女性は気分が悪くなり、自力で立つこともできなくなったため、公判が中止になったこともありました」(岐阜地裁詰め記者)
(週刊実話の記事から引用)


長くなるので記事からの引用はここで区切りとします
後藤被告は殺害自体が目的ではなく、ベトナム人女性の血をすすり、体を切り裂き、臓器を弄び、なおかつそれを勝利の記念として写真に収めるのが目的であったと思われます
そして、遺体を弄んだ快楽が忘れられず2件目の殺人をし、同じように死体をおもちゃにして性的な快楽に浸ったと考えるのが妥当でしょう
非常に稀有なケースですが、ネクロフィリア(屍体愛好者)そのものの事件です
なので、後藤被告は被害者である女性に恨みがあったわけでもなく、憎んでいたのでもなく、ただ死体にして弄びたかったがゆえに殺害したのでしょう
もし、この事件が一括して(2人の殺人と遺体遺棄・損壊)裁かれていたのなら、死刑判決もあり得たはずです
幸か不幸か、別々の事件として扱われたため、後藤被告は死刑を免れたといえます
次回は犯行についての補足と、後藤被告がどのような人間であったのか、取り上げます

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