3歳児に熱湯を浴びせ殺害 摂津市「適切な対応した」

3歳の男児に熱湯を浴びせて死亡させた松原拓海容疑者の取り調べが続いています。「お湯を体にかける遊びをしていた」などと供述しており、暴行や傷害の意図はなかったと言いたいようです。が、現実問題として男児は上半身を中心に熱湯を浴びせられ死亡しているのであり、遊びというレベルではなかったのは明確です。給湯器は70度の湯を出せる仕様なのだとか
70度なら大人でも熱くて手に触れらない水温です
また、前回の記事で触れたように、「男児が便を漏らしたので風呂場でシャワーをかけ洗おうとした」との供述が事実なら上半身に熱湯をかける必要はないのであり、明らかに折檻・体罰として熱湯を上半身にかけたと推測できます。熱湯を浴びせれば大やけどをし、死亡する可能性があると一般成人ならば予見できるのであり、それでも実行したのなら殺人罪に問う必要があります
松原容疑者がたびたび男児に暴行を加えていたとして摂津市には通報されていたのですが、具体的な対応はしないまま放置していた、と見られます


摂津市で3歳の男の子を殺害したとして、母親の交際相手の男が逮捕された事件。
市は事件前に知人から虐待の通報を受けたあと、男への聞き取りをしていなかったことがわかりました。
摂津市に住む3歳の新村桜利斗ちゃんに熱湯を浴びせ全身やけどで死亡させたとされる母親の交際相手・松原拓海容疑者(23)。
事件の前、摂津市には複数回虐待を疑う通報が寄せられ、6月には母親の知人から「このままだと死んでしまう」と通報がありました。
しかし市は、その後、松原容疑者への確認を一度もしていなかったことが新たにわかりました。
(摂津市次世代育成部・橋本英樹部長)「(Q交際相手に確認しなかったのはなぜ?)引き続き、子どもさん(桜利斗ちゃん)については、保育所等にも日々通われていた。お母さんからの説明を受けておりました」。
摂津市は、母親と連絡が取れていることなどを理由に「緊急性はない」と判断。
松原容疑者が同居していることも把握しておらず、警察への通報はしていませんでした。
(ABCテレビの記事から引用)


「緊急性はない」との判断が誤りであったのは結果が証明しています。摂津市は第三者による検証の場でも設けるのでしょうか?
それも行政のアリバイ作り、弁解に映るだけなのですが
ともかくこどもを保護する、守る、死なせないという覚悟をもって臨まないとダメです。最初から腰が引けているようでは
公務員をやっていた者として言えるのは、ここぞというときに体を張るだけの気概を持つ必要がある、ということです
行政機関が介入しようとすれば、虐待している人物は猛然と反発し、脅しをかけてきます。自分の悪行が露見するのを恐れるからです。松原容疑者も例外ではなく、怒鳴り散らし、摂津市職員に殴りかかろうとするでしょう。ですが、そこで引いてはいけないわけで、殴られるのも仕事のうちと腹をくくり、こどもを保護するのが職務であり職責です。殴ってきた松原容疑者については警察に被害届を出し、暴力行為で刑事告発をしましょう。殴られて怪我をしたなら公務災害を申請する、ところまでが仕事です
厄介事に追われている気分で防戦一方の仕事をするのではなく、もっと攻める気持ちで取り組めないのかな、と思います
さて、本件と同様、こどもを殺害した事件の判決が出ていましたので、紹介しておきます。怒りのまま床に投げ落として死亡させたとして、殺人罪で起訴され、懲役12年の判決が出ています


2歳の長男を床に投げ落として殺害したとして、殺人罪に問われた山口県岩国市、無職倉重貴英被告(37)の裁判員裁判で、広島地裁は22日、懲役12年(求刑・懲役17年)の実刑判決を言い渡した。杉本正則裁判長は「怒りの感情のまま投げ落とした動機は、身勝手で理不尽だ」と述べた。
判決によると、倉重被告は昨年7月3日、当時住んでいた広島市西区のマンションで、長男の結兜(ゆいと)ちゃんを両手で持ち上げ、床に後頭部から投げ落として死亡させた。
判決は、倉重被告が、脳性まひなどと診断されていた身長約78センチの結兜ちゃんを約110センチの高さから投げ落としたことについて、「危険性が非常に高い行為」と指摘。倉重被告が以前から結兜ちゃんに暴行し、親族らから何度も注意を受けていたことにも触れ、杉本裁判長は「一層厳しい非難に値する」と述べた。
(読売新聞の記事から引用)

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