3歳児に熱湯を浴びせて殺害 91回母親と面談?

母親の同棲相手である男に熱湯を浴びせられ、3歳の男児が死亡した件の続報です
摂津市はいまだに、「適切な対応をしていた」と呪文のごとく繰り返しているわけですが、それで殺害された男児が生き返ったりはしません
つまり、責任逃れに終止しているわけです
メディアの追及に反論したい気持ちもあるのでしょう。摂津市は男児の母親と91回も面談していると主張しています
しかし、「91回も面談して今回の殺害事件を防げなかったのか?」、「91回、面談で何をしていたのか?」と言いたくなります
目的のない面談を91回したところで虐待は防げない、という見本です


大阪3歳児殺害 母親と面会90回超 摂津市、容疑者とは1度のみ
大阪府摂津市のマンションで8月、新村桜利斗(にいむらおりと)ちゃん=当時(3)=が熱湯をかけられ死亡した事件で、桜利斗ちゃんの保育にからみ、市が90回以上にわたり母親と面談していたことが28日、市などへの取材で分かった。頻繁な面談にもかかわらず、市は母子が母親の交際相手の松原拓海(たくみ)容疑者(24)=殺人容疑で逮捕=と同居していたことを把握していなかった。松原容疑者の逮捕から29日で1週間。市や府は当時の対応に問題がなかったか検証する方針だ。
市によると、母子が大阪府泉南市から摂津市へ転入した平成30年10月以降、母親が若く出産したことなどから、養育支援など継続的な見守りが必要な家庭として月に数回面談。自宅や市役所などでの面談はこれまで91回に上り、母子の健康状況などを確認した。
松原容疑者が母子と同居を始めた今年5月以降、複数の知人から「桜利斗が殺される」などと相談が相次いだ。市は同月、母子への面談で桜利斗ちゃんに目立った傷がないことを確認。さらに松原容疑者と面談して虐待をやめるよう警告し、「もう手を出さない」と約束させた。だが、松原容疑者との面談はこの一度きりで、市や児童相談所は松原容疑者が母子と同居していた実態までは把握していなかった。
一方、市は母親が第三者からの暴力を防げていないなどとして、「ネグレクト(育児放棄)」と判定していた。ただ、桜利斗ちゃんの体に傷がないことなどから「緊急性は低い」として、引き続き市を中心として母子を見守ることにした。市が桜利斗ちゃんと最後に会ったのは事件の約2カ月前で、一度も個別面談は実施しなかった。
摂津市の森山一正市長は28日記者会見を開き、「自治体としての役割は果たしていたつもりだが不十分だった可能性はある。どこに問題があったのか、今後検証していく」と話した。
行政機関が虐待の疑いがあると把握しながら、死亡事件に発展するケースは後を絶たない。とりわけ今回の事件では、大阪府摂津市が母親と繰り返し面談したにもかかわらず、未然に防げなかった。専門家は「踏み込んだ調査がなければ、本当の生活実態は見えてこない」と指摘する。
(産経新聞の記事から引用)


乱暴に結論付けると、「男に夢中になってこどもを顧みない母親に何を言っても無駄であり、男児を救うことはできない」という話です
行政側がどのように対処しようとしていたのか、最終的な落とし所をどう設定していたのかが見えてきません。摂津市の担当者は落とし所(保護するための手段。養護施設に保護するとか、里親に預けるとか)を設定した上で母親らと面談を重ねたのではない、と推測されます
何となく顔合わせをし、育児の様子を聞き取り、それを記録として残す。仕事をしているフリかよ、と突っ込みたくなります
しかも摂津市は前の会見で、「母親は育児放棄状態になった」と認定したしたかのような発言をしています
「育児放棄の状態」にあると認定したなら面談を繰り返すのではなく、まずこどもを保護するべきでしょう。なぜ、その段階で保護しなかったのか不思議です
摂津市の釈明はすべて後付であり、メディアの追及をかわすために理屈をこねているだけでは?
行政の仕事というのは漫然と構えて過ごすのではなく、行政としての落とし所を設定しそこへ向けて調整する作業です。摂津市の担当者はそこを理解していなかったのでは。もちろん、それは担当者の責任に限らず、上司である課長や部長が部下に仕事の処理の仕方を指導できていない現れです

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