千葉ベトナム女児殺害を考える 7千万円の賠償命令

2017年、千葉県松戸市のベトナム国籍の女児が連れ去られ殺害された事件で、無期懲役の判決を受けた渋谷恭正被告(最高裁に上告していますが)に、両親が損害賠償を請求していた民事訴訟の判決があり、東京地裁は渋谷被告に約7千万円の支払いを命じる判決を言い渡しています
ヤフーニュースのコメント欄を引き合いに出しても仕方がないのですが、「賠償を命じても支払えないので無駄」などと書き込んでいる人がいるので、しばし呆然としました。事件の経緯や、渋谷恭正被告がどのような人物であるか知ろうともせず、調べもせず、ただ記事を読んで思いつくままコメントを書く人がいるわけで
世の中に対して自分の見識やら意見を披露した気になっているのでしょうが、事実関係を踏まえないままコメントを書き込むのは己の無知を晒すのであり、かなり恥ずかしい行為です
渋谷被告は母親の残した資産(賃貸マンション1棟)を相続していますので、文無しではありません。松戸市の古いマンションが1棟、いくらするのかは分かりませんが、少なく見積もっても7千万円以上の価値になるでしょう。もちろん、7千万円分を取り立てる(強制執行する)のはかなり面倒な手続きが必要ですが


千葉県松戸市で平成29年に殺害されたベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=の両親が、殺人などの罪に問われた小学校の元保護者会長、渋谷恭正被告(50)=上告中=に慰謝料などの損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。桃崎剛裁判長は被告の犯行を認定した上で「卑劣極まりない犯行で、わずか9歳という若さで生命を絶たれた無念さは察するに余りある」とし、請求通り計約7千万円の支払いを命じた。
桃崎裁判長は判決理由で「成長を楽しみにし、温かく見守ってきた両親の精神的苦痛は計り知れない」と指摘。リンさん本人の死亡慰謝料に加え、両親に対する慰謝料も認めた。
判決後に取材に応じたリンさんの父、レェ・アイン・ハオさん(39)は「被告がいくらお金を払ってもリンちゃんは戻ってこないが、日本の法律で責任を取らせないといけない」。リンさんの月命日と判決の言い渡しが重なったことには「(事件から)ちょうど54カ月。もうそんなに長い時間が過ぎてしまった」と振り返った。
事件の刑事裁判をめぐっては、1、2審判決とも渋谷被告を無期懲役とし、弁護側が上告。リンさんの両親は死刑を望んだが、検察側は上告を断念しており、刑事訴訟法の規定により、死刑判決の可能性はなくなっている。
(産経新聞の記事から引用)


刑事裁判の方は前回も書いたように、渋谷被告は無罪だと立証するための証拠も証人も提示できないのであり、最高裁で判決が変わったりはしないでしょう。リンちゃんを殺害したとされる時刻に、渋谷被告は自分のこどもを釣りにつれて行くための釣り場を探し、車で走り回っていたと主張しています。ならば、その時間帯に渋谷容疑者と遭った人物、立ち寄ったコンビニエンスストアのレシートや、ガソリンスタンドのレシートを提出すればアリバイを証明できるはずですが、そうした証人や証拠はありません
逆に渋谷被告の所有するキャンピングカーからは、SMプレイ用の小道具が発見され、リンちゃんを拘束していた証拠になっています。遺体を利根川に遺棄しておきながら、SMプレイ用の小道具は捨てられなかったのでしょうか?
いずれにせよ、渋谷被告はリンちゃん殺害については口を閉ざし、この先も語ろうとはしないと思われます
刑務所の中で、この先30年ほどかけて己の罪と向き合ってもらうしかありません

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野田聖子は首相候補にふさわしいのか?

自民党総裁選挙の結果がもうすぐ明らかになります。自分は自民党の党員ではないので、単に野次馬として結果を見守るだけですが、候補者4人のうち誰かが自民党総裁となり、次の首相になるのですから気にせずにはいられません
4人の中で落選確実なのが野田聖子です。およそ自民党総裁にも、国会議員としてもふさわしいとは思えない人物なのですが、一部には熱心な支持者がいるようです
推薦人として自民党の国会議員20名を集めれば総裁選挙に立候補できるわけですが、野田聖子は無派閥であり、強固な縦横のつながりを有しているわけでもなく、およそ政権運営ができるとは思えません。各派閥の思惑に翻弄され、組閣さえままならないでしょう
無派閥が悪いとは言いませんが、数は力であり、支えてくれる国会議員の数が少なければ政権基盤は脆く、思うように政策を遂行できません。総理総裁を目指す気があるなら、自身の派閥を形成するくらいの覇気と実行力が必要では?
そして一番の問題は夫が会津小鉄会系の元暴力団員である、と警察や裁判所が認定している件です。もしも野田聖子が首相になったなら、衆議院予算委員会は夫が元反社会勢力に属していたか、否かで審議は紛糾し、予算審議どころではなくなるはずです
さて、日刊スポーツが野田聖子とのインタビュー記事を掲載していますので、取り上げます


元祖「初の女性総理候補」野田聖子氏ラストスパート、他候補もぶった斬り
自民党総裁選(29日投開票)に4度目の正直で初挑戦した野田聖子幹事長代行が26日、日刊スポーツのインタビューに応じた。
ネット番組で「敗北宣言」とも受け取れる発言の真相に言及し、他候補についても「聖子節」全開で、ぶった斬った。最終盤を迎え、劣勢が伝えられるが、史上初の女性100代目総理へ元祖「初の女性総理候補」のプライドにかけて、ラストスパートする。
野田氏が異彩を放っている。ライブ配信のネット番組(23日)で「(勝つのは)私以外の誰か」と「敗北宣言」とも受けとれる発言を直後に訂正するなど波紋を広げた。
野田氏 カジュアルな会話の中で日刊スポーツも含めて、みんな(勝つのは野田氏以外と)勝手に言ってるよね(笑い)、というノリで普通に語っただけ。心配してくれる人や地元で一生懸命やってくれている方々に対して、打ち消さなくてはならないと思った。
この日、テレビ番組で原子力潜水艦(原潜)について河野太郎行革相と、高市早苗前総務相が「保有を検討すべき」とし、野田氏と岸田文雄前政調会長は慎重姿勢。野田氏は改めて、3氏を分析した。
野田氏 私は1つのことを言うと、ぶれないんだけど、彼(河野氏)は、けっこう幅が広いよね(笑い)。脱原発で始まって、実際はそうではなく…。非核三原則がある。原潜となるとどうなるのか。岸田さんは決断していないことが多い。夫婦別姓についても、よく分からない。政治家は決断しなくてはならない。高市さんは国を守るということで領土とか統治機構などを挙げるが、国民(の存在)をデフォルメしている。国を守る最善は、国民が安定していること。
98年7月、小渕政権で郵政相となり、「初の女性総理候補」として脚光を浴びたが、15年、18年、昨年と総裁選は出馬を断念した。
野田氏 今の総裁選は派閥にいることが前提だから。派閥のドンに愛されているか(笑い)。過去3回、失敗してきたことはマイナスじゃない。
野田氏は、夫が元暴力団員だったとする週刊誌報道について反論した。夫は名誉毀損(きそん)で(出版社を訴え)係争中で、野田氏も自身のツイッターで事実無根としている。
野田氏 ツイッターに書いた通り。基本、潔白だから。前々回(18年)の総裁選直前にも報道され、いつもそれで(推薦人を)断られ(断る)口実にされた。
総裁選も残り3日。岸田氏がやや優勢も河野氏と接戦で高市氏猛追との情勢が伝えられている。野田氏の逆転勝利は「万馬券」級ともみられているが、自身に最後の最後までむちをいれる。【大上悟】
◆野田聖子(のだ・せいこ)1960年(昭35)9月3日、福岡・北九州市出身。上智大卒。帝国ホテル勤務を経て、1987年に岐阜県議を経て、93年に初当選。当選9回。郵政相、総務相、女性活躍担当相などを歴任。昨年9月に自民党幹事長代行に就任。祖父は元建設相の野田卯一氏。岐阜1区。血液型A。
(日刊スポーツの記事から引用)


「ツイッターに書いた通り」という野田聖子の発言だけでは分かりませんので、野田のツイートを取り上げた東スポの記事を貼っておきます
野田の夫を元組員であると法廷で証言した、元会津小鉄会系組長を偽証だと告発している、というのが野田の言い分です


野田氏は「私の夫が元暴力団員であるとする週刊誌報道が続いております。(中略)改めて『信じる理由』をご説明します」と書き出し、ツイートを連投。
「『文春』が根拠としている警察庁のデータベースについては、夫が文春を名誉棄損で訴えた裁判の判決において、証拠として全く信用されなかった怪文書であり、判決でも夫を『元暴力団員である事実を認めることはできない』と認定しました」と説明した。
また、「『新潮』との裁判で証人として出廷し、取材を受けている元暴力団組長については、裁判で虚偽の証言をしたとして、偽証罪で刑事告発し、受理され、警察においてすでに捜査が始まっています」と続けた。
その上で「今後の捜査により私の夫が元暴力団員ではないとの真実が明らかになると考えます。現在、夫は自身の名誉回復を求め係争中です。皆さまには諸事情ご理解の上、不当な誹謗中傷等はお控えいただければ幸いです」と訴えている。
(東スポの記事から引用)


野田聖子の夫が暴力団の元組員であると報じた週刊文春の記事は以下のサイトで読めますので、関心のある方は一読ください。当ブログでも取り上げた、仮想通貨取引に絡み、野田の夫が金融庁職員を野田の事務所に呼び出し圧力をかけた件に絡むものです
この記事を巡っては係争中であると申し添えておきます
警察は組織犯罪対策部門が暴力団の名簿(通称「G組織名簿」)を作成しており、誰が構成員か、準構成員なのかを把握しています。自分がこの名簿を見た頃は紙に印刷されたものでしたが、今はオンラインのデータベース化されているのでしょう

野田聖子幹事長代行の夫は元暴力団員 「警察庁文書」に記載

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